No.20 ページ22
大倶利伽羅 「…またそれか」
火車切 「うん」
大倶利伽羅 「勘違いだと言ってるだろ」
火車切 「でも主が、兄さんは認めたくないだけだって言っ
てた」
大倶利伽羅 「何？」
火車切 「俺もだけど、姉さんと再会したのに距離感掴めな
くて四苦八苦してて…でも、その間に鶴丸が姉さん
と仲良くなっちゃって、だから鶴丸に嫉妬してるん
だって、主が。」
大倶利伽羅 「あいつがそう言ったのか？」
火車切 「うん。でも、俺その通りだと思う。姉さんと鶴丸
が仲良くしてるの見るとモヤモヤする。俺達の姉
さんなのにって。」
大倶利伽羅 「！…はぁ。そうか」
火車切 「うん」
大倶利伽羅 「…あいつの言う通りだ。本当はわかってた。
あいつらが仲良くなってること。」
火車切 「じゃあ…」
大倶利伽羅 「…嫉妬した」
火車切 「じゃあさ、姉さんに…」
蝶月 「…大倶利伽羅と火車切か。どうした」
大倶利伽羅･火車切 「姉上 / 姉上」
蝶月 「!!今なんと…」
大倶利伽羅 「呼んだだけだ…昔の様にな」
蝶月 「…ﾌﾌｯ、そうか。何だ？伽羅，火車」
大倶利伽羅・火車切 「!!」
蝶月 「我も昔の様に呼んだだけだﾆｺ」
火車切 「ﾍﾍｯ(◍´꒳`◍)」
大倶利伽羅 「///」
蝶月 「何だ、用があったのではないのか？ﾆｺ」
火車切 「あのね、姉上。」
蝶月 「あぁ」
火車切 「俺達ね」
蝶月 「あぁ」
火車切 「もっと姉上とお喋りしたい。」
蝶月 「…二人ともか」
大倶利伽羅 「…あぁ」
蝶月 「其方ら二人とも我と喋りたいと思っているのか」
大倶利伽羅・火車切 「あぁ/うん！」
蝶月 「そうか。我だけではなかったか。」
火車切 「姉上もそう思ってくれてたの？」
蝶月 「あぁ、勿論だ」
火車切 「そっか( *´ `)」
蝶月 「ところで何故突然姉上と呼んだのだ？」
火車切 「…主が、」
(審神者) 「昔呼んでた呼び方とかに変えたらいい事あると
思うよ！(๑•̀ω-)و｡✨」
火車切 「って、言ってたから…」
蝶月 「…彼奴、さてはあの時の会話を覚えておったな？」
大倶利伽羅 「？」
火車切 「あの時？」
(審神者) 「ﾍﾌﾞｼｯ！…風邪かなぁ？」
あの時の会話
(審神者) 「昔は二人に何て呼ばれてたの？」
蝶月 「…姉上と呼ばれていた」
(審神者) 「何それ、可愛いかよ( ﾟཫ ﾟ)ｺﾞﾌｯ」
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作者名：やつはし | 作成日時：2024年3月21日 1時
