仮面が33こ ページ36
ホテル到着
太「A明日も疾い。疾めに寝るのだよ」
『分かってるよ治。徹夜しない程度に頑張るから』
何か治が何時もより過保護...
私達は自分の部屋に戻った
もう皆寝てる頃だろう
御風呂入ろ
何か微妙に返り血浴びてるし
私は着替えを持って御風呂場へ向かった
はぁぁやっぱり御風呂は気持ちいいね
でもどれだけ綺麗に洗ったって私にこびりついた血の臭いは消せないけど...
「あら？Aじゃない」
『？嗚呼イリーナ』
声の主へと顔を向けるとそこにはイリーナが居た
イ「全く痛々しい身体ね」
『しょうがないよ殆んど任務でできた傷だし
私の身体を見る人なんて居ないしね
居るとしても色の仕事をしたとき位かな』
イ「貴女のそんな貧相な身体でも色の仕事は受けるのね」
『うわぁ何気なく非道い』
そういって浴槽の中に入った
暖かい
遠い昔の温かいぬくもりを思い出し急に寂しくなった
──────ごめんねA────
お母さん...
────貴女だけでも生きて───
厭だよ私一人なんて生きる意味が...
お母さんは最後に貴女の顔が見れて嬉しいわ
だから...ね？
笑って?
私の頬に生暖かいものが伝った
『お母さん...』
イ「A!?何泣いてるのよ？大丈夫？」
『大丈夫...私そろそろあがるから
イリーナはゆっくりしてね？』
御風呂から出て服に着替え廊下に出たAは途端に泣き始めた
『おかさんどこぉ？ヒック...グス
おかさん...ママぁパパぁどこに居るのぉ』
太「Aちゃん！どうしたんだい......
嗚呼最近少し精神的に辛い事が多かったからね
よしよし大丈夫だよAちゃん
お父さんでもお母さんでも無いけど私は此処に居るよ」
幸い女湯の隣が男湯だった
その時丁度男湯の方から太宰が出てきたのだ
『パパぁもう何処にも行かないで...
私を置いて何処にも行かないでよ』
困ったことにAの父親...
真茅幸人は太宰に瓜二つなのだ
太「これは困ったことになったね」
太宰はAに泣き抱き着かれながら
ポツリ独り言をこぼした
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サキ(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます (2019年6月10日 20時) (
レス) id: 00ac9fe497 (このIDを非表示/違反報告)
月下の狐(プロフ) - 霊華さん» ありがとうございます！死んじゃ駄目ですよ！でも太宰さんとの心中は羨ましいかも...僕不細工だからしてくれないかも...ん”ん″更新頑張ります！ (2018年5月24日 6時) (レス) id: 2184bb70c3 (このIDを非表示/違反報告)
霊華 - ヤヴァス…続きが見たすぎて死にそう…。あ、でも死ぬなら太宰さんとの心中じゃないとダメだ…。更新頑張ってください！応援してます！ (2018年5月24日 1時) (レス) id: bc9948bbc2 (このIDを非表示/違反報告)
月下の狐(プロフ) - laniさん» ありがとうございます！！ (2018年5月17日 17時) (レス) id: 2184bb70c3 (このIDを非表示/違反報告)
lani - この作品おもしろい！続き待ってます！ (2018年5月17日 16時) (レス) id: 6ea8e2b877 (このIDを非表示/違反報告)
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