流れ星のようにキミは。 (ページ27)

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鬼と鬼殺隊ー#ーページ27

A｢ただいま｣

母｢おかえり、お風呂は？｣

A｢後でいい！｣

2階に上がって煉獄先生から借りた資料を早速広げる。

えーっと、鬼…

A｢あ！これっ！｣

“鬼は実際に居たのかは定かではないが鬼を滅殺する組織があったと言われている。通称：鬼殺隊”

A｢“鬼殺隊”…！｣

更にページを読み進める。

“鬼狩りは当別な呼吸を使い鬼の首を日輪刀と言う特別な刀で切っていた”

“始まりの呼吸は“日の呼吸”と言われている”

A｢“日の呼吸”…？これが始まりの呼吸？｣

“そこから“炎、水、雷、岩、風”の5つの基本の呼吸に派生”

そこまで読んで私は見つけた“宙の呼吸”の書を取り出す。

ここに“宙の呼吸”はないんだ。

ペラペラペラ

“日から月、炎から恋、水から蛇、花、蟲、雷から音、風から霞。他にも複数の呼吸が存在すると言われている”

A｢うへぇ…！多いな！…ってことはこの“宙の呼
吸”は私が生み出した呼吸なんだっ…！｣

そんでこの壱ノ型とかのやつもか…！

技名がこれまた読めないやつあるし…！

A｢でも…本当に鬼殺隊ってのはいたってことな
のか…？｣

あー、頭パンクしそう。

ゴロっとベッドに寝転んで目を閉じる。

もしかして日輪刀があって、呼吸を練習すればまた宙の呼吸を使えるようになるのかな…？

いや、でも今は鬼いないしそんな必要はないのか。

A｢…いや、待てよ｣

もしまたこの“宙の呼吸”を使えば前世の記憶を思い出す第一歩に繋がるかもしれない！

よし、もう少しだけ煉獄先生に協力してもらおう！

あー！てか、なんか近くに私以外の隊士だった人とかいないのかなぁ…。

猗窩座は鬼だったって言ってたから隊士の人の方がこの呼吸とかには詳しいと思うし…。

よし！まぁとにかく頑張ろう。

確実に何かには近づいていってるハズだ。

明日この宙の呼吸についての書を渡してみよう！

先生に借りた書と自分の書を鞄に入れてご飯を食べに１階に降りる。