＊ ページ35
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窓を全部開けるとほのかに夏の香りがした、僕は胸いっぱいに空気を吸い込んで…
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＿＿＿＿＿むせた。
『ｹﾞﾎｯ!!…ｺﾞﾎｯ、』
「あ、あーあーあー、もう…はいはい、大丈夫ですかー？」
『ｹﾞｯﾎ…ゔ、…馬鹿みたいだ…』
「馬鹿みたいじゃなくバカでしょ、まったくもう」
呆れたように言いながらも背中を撫でてくれる天月くん、とゆうか、哀れんでいるようにも見えるのだが…。
でも、お粥作ろうとして焦がして零して…臭いの換気しようとして、空気吸いすぎてむせて………あれ、ホントに馬鹿なんじゃない？と、自分で自分を罵倒する始末である。
「…とりあえず、咳は落ち着いたみたいだから、僕はお粥作るね」
『うん、お願い…』
天月くんは台所へと移動し、僕の作った焦げたお粥を少し覗いた。そして一瞬にして言葉を失い固まった、動いたのは数秒後だ。
「…うっわ！？何これ、ダークマター作ってんじゃん！！？」
『あはは……僕の料理の腕舐めるなよ』
「動画では普通に作ってんのに…。なんで？」
『あれはね、事前にそらるさんと作ってんの』
「…そりゃあ…まぁまぁの出来にはなるか…」
『でしょ？』
天月くんは納得したように頷いて食材を置き、材料を取り出した。
包丁を取り出すと慣れた手つきで切っていく、天月くんは料理出来たんだっけ？と思ったが、そう言えば、そらるさんに教わっているのを思い出した。
「…まふくーん、これ持ってってあげてー」
『…これ？』
「そう、それ」
僕が確認すると合っていると言って頷いた、僕はなんでこれが必要なのかと思いながらも半信半疑でAの眠る寝室へと歩いた。
部屋の扉を開けるとそれに反応するようにこちらに目を向けるA、起きてたの？と聞くと「うん」と掠れた声で答えた。
『これ、天月くんが』
「…ぁ…はんぺん」
『うん、持ってると安心するって言われて…。そうなの？』
「…うん、彼方さんの、やつだから」
そう言うとはんぺんを抱きしめてふにゃりと弱々しい笑顔で微笑んだ。
『そらるさん、大好きなんだね』
「うん、彼方さん、大好き…」
『…そっか』
僕が笑うとAは何かに気がついたように僕の肩を叩いた。何かあったのかと思い顔を近づけると僕を抱きしめた。驚いて見つめるとさっきのように笑った。
「真冬さんもね、大好きだよ」
『！』
「天にいも、優くんと茜羅くんも…皆、大好き！」
『…………そっかぁ、僕も、大好きだよ』
僕も笑って抱きしめた。
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夜桜(プロフ) - 犬坂さん» わぁぁ！！犬坂ぁぁ！ボードでお話あんましてなかったから久しぶりー！！コメント嬉しい！！！覚えてるに決まってるよ！！！おしゃべりめちゃ楽しかったもん！！！リクエストマジありがとう！！もちのろんで書かせて頂くぜ！！！！ (2019年6月30日 19時) (
レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
犬坂(プロフ) - まふくん可愛いwあ、お久しぶり！犬坂だお、覚えているかい？あと。リクエストで、『夢主ちゃん迷子になってほすぃー』 (2019年6月30日 19時) (レス) id: 6b5e6236e0 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - そると。さん» 私も素晴らしいリクエスト頂けて嬉しいです！！！そると。さんに感謝しかないです！！コメントありがとうございます！！ (2019年6月28日 22時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
そると。(プロフ) - こんなに早く書いていただけて嬉しいですー！楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年6月28日 22時) (レス) id: 86f42cc0f3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - まろまろさん» ぁ、まだ数話続きます！！ありがとうなんて、私の方こそリクエスト有難いので、マジ感謝なんですよ！！！本当にありがとうございます！！ (2019年6月21日 20時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜
| 作成日時：2019年3月3日 17時
