子供生活18日目 ページ21
そのまふの一言に色んなことを考えてた俺の頭の中は空っぽになった。
『ぇ……』
思わず身体がフリーズした。
まふにそんなことを言われたのは初めてでこんな顔で怒ったのはいつ以来なんだろうか
思い出せないほど前なのは分かった…
「相談が迷惑？嫌なところ？……何言ってるですか！」
「ッふざけないでくださいよ！！」
『ま、ふ』
「そんなことで僕が迷惑だと思うと思ったんですか！？そんなわけないじゃないですか！僕がそらるさんに相談されるのがどれほど嬉しいか分かりますか！？」
『ぇ、』
「だって、いつも僕が支えられてばっかなんですよ？……言ってくれたら嬉しいに決まってるじゃないですか」
「だから」
「……迷惑なんかじゃない、もっとそらるさんが思ってることを我慢しないで言って」
『っ……ん』
「……多分、Aちゃんもそらるさんと同じこと思ってますよ」
『ぇ…？』
「だから、嫌なところを見せなくないとか思ってそらるさんに何も言わないつもり…とか」
『……そっ、か』
そういうことなのかもしれない
俺が我慢するのと同じようにAも思っていたのかもしれない。
……同じだったのか
「ふふっ相手ばっか心配して……馬鹿ですね、二人とも」
そう言ったまふの顔は怒ってた時なんて嘘みたいに幸せそうに、嬉しそうに微笑んだ
『……そうだね』
その時、寝室の扉が開いた
俺はAの姿に目を見開く
「ひっ…ぅ、…かな、さ」
『A！？』
Aの所にまふと駆け寄る、Aの顔は安堵した表情で…なにか怖い夢でも見たのか…？
「Aちゃん、どうしたの？」
「っかな、たさんが…おきたら、いなくて……ぅあ」
『！！』
「ぱぱとままみたいに…っいなくなっちゃったのかと思って……怖くて」
「ぅ、あ、うわぁぁぁん」
それまで堪えていたものが爆発したようにAは泣いて俺に抱きついた。
俺の胸に零れる涙が服にシミを作っていく、俺の頬から涙が溢れていく感覚がした。
……泣いてるのか、俺
『ごめん、ごめんな…っごめんなぁ！』
−−−−
泣き疲れたAはそのまま俺の腕の中で眠った。俺はAを抱えたまま、まふと向き合う
『っ…』
「…酷い顔ですよ、ほら」
『…ありがと』
「…ねぇ、そらるさん」
「僕、正解だと思いますよ」
『ぇ』
「…だって、こんなに信用してるから泣いてそらるさんに抱きついた」
『……』
「…そうでしょ？」
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いろは - 名前いろはに設定してるんです、めっちゃまぎわらしい、、。 いつもだけど。 (2021年6月28日 17時) (
レス) id: 7123c4f9b6 (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - 次回予告が不穏…けどめちゃ面白い……っ！ (2020年12月12日 16時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
松たけこ(夜桜)(プロフ) - Machika@まっくるさん» それなとしか言えませんね。読み返してみると、矛盾多くね？ってなります…(真顔)(白目) (2020年1月4日 9時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
Machika@まっくる - なんか夢主ちゃん不幸なのか幸せなのか分かんないですね……(真顔) (2020年1月3日 20時) (レス) id: e907e9a35f (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - ハクちゃんさん» コメントありがとうございます、面白いなんて、ありがとうございます！！最っ高の褒め言葉です！！私ももっともっと上手に書けるように頑張ります！！ (2019年7月1日 22時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜
| 作成日時：2019年1月6日 21時
