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ページ12

『……なに』

いかにも不機嫌ですと言わんばかりの間が空いているけどこのくらい経たないと声がね、ほとんど出ないから、考えてから出したら時間かかるの!!ごめなさい!!!
と、頭の中で謝っても仕方ないが一応謝る。

『…ぇ、』

二人が何をしたか…私の頭は追いつくのに時間がかかった。二人は、頭を下げていた。なんでそんなことをされているのかが謎で首を傾げる。口に出さないのはいつもの癖だ。先に口を開いたのは錆兎だった。

「…ありがとう、命を、俺達を助けてくれて」

『……大層なことはしてない、別に』

「いや、あの時助けて貰ったあとも、魚をくれただろう?あれは俺達が死なないようにくれたんだ、怪我をしているから…動けないから」

『(生きてるかの確認とかも含めてって言ったら怒るかな…)』

「…あの、俺…姉さんを助けてくれた時、お礼をちゃんと言えなかった。……あの後鬼に襲われることが無くなったのはお守りのおかげだって昨日気がついた。…本当にありがとう」

冨岡さんが再び頭を下げる、私は首を振って『助けたかったから助けたかっただけ』と答えるも二人はありがとうと何度も言った。流石に照れてしまいそうになる、ので逃げるように私は背中を見せた。
錆兎に袖を掴まれる。

「頼む、命の恩人の名前くらいは知っておきたい……また会ったら恩を返したい」

「教えてくれないか…?」

『………………………四ノ宮、A…同じ鬼殺隊で生きていたら、会えるといいね』

爺様に教えて貰った瞬足を使い一瞬で消えたように見せる、何となくかっこいいかなと思ってやったが実は木の影に隠れていたりする。二人は本当に消えたように見えたらしく目を見開いていた。……可愛い、鬼滅の刃のキャラほとんど推しだからなぁ…生きててよかった、ほんと。

『……さて、帰るか…!』

普段上がらない口角が今だけ微笑み程度だが上がっていることに後で気がついた。


_義勇side_


「消えたっ…!?」

『…居ない』

俺の呟きに錆兎が頷く、何処に行ったのかも分からない程の高速移動だった。
つまり、彼女はそのくらい強いということ。
俺はいつの間にか白くなるほど拳を力強く握っていたことに気がつく。

「……悔しい」

『…錆兎、帰ろう……強くなるために』

「!…義勇、頑張ろう…届くように」

『…。』

言葉はいらなかった。
錆兎は走り出す、俺も追いかける。


『(いつか、姉さんも……あの人も守れるように…なりたい)』

錆兎もそう思っていた。

*→←*



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藤の花咲く心蕾 - 48ページの伊黒さんの漢字間違ってますよ?これからも頑張ってください応援しています! (2020年4月1日 1時) (レス) id: 01276bfdbf (このIDを非表示/違反報告)
推しを愛で隊(夜桜)(プロフ) - アニメ馬鹿さん» マジですか!!?じゃあもうすぐですね!!!これからも更新頑張ります!!ありがとうございます!!! (2020年3月7日 14時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ馬鹿 - 夢主と誕生日一緒!!作者さん小説面白いです!!これからも頑張ってください!! (2020年3月6日 15時) (レス) id: c933c44fec (このIDを非表示/違反報告)
松たけこ(夜桜)(プロフ) - 9Sに殺されたいロリコンさん» 爆笑してしまいましたwwwコメントありがとうございますw面白かったです、まさかネタになるとは…w (2019年12月9日 19時) (レス) id: e44c1f3d42 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - 47ページから… ーーが腹を切ってお詫びします」冨岡「俺聞いてないよ……?」 (2019年12月7日 22時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜桜 x他1人 | 作成日時:2019年7月23日 1時

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