第一章【社会人の日常】 ページ3
目覚まし音が部屋に鳴り響く、仕事に行かなくちゃいけないと思い目覚ましに手を伸ばす。毎回毎回眠気に襲われるがサラリーマンの性である。
『……起きなきゃ』
ポツリと呟いた私の声に反応して猫が足にすりつく。
『おはよ、みこちゃん』
この起きた瞬間私の膝の上に乗ってくるネコはみこと。『かわいいねぇ』とお腹を撫でれば返事をしてくれたりと可愛らしい、猫は正義だ。犬も可愛いけれど、
『あ、仕事の準備しなきゃ……ご飯はパンとコーヒーでいいかな』
鞄の中に必要なものを詰め込む。
『準備は、こんなもんか…』
仕事の準備をしている間にトースターの音がなる。パンが焼けた合図にみこちゃんがこちらを見つめたのでご飯の袋を開ける。
『みこと、ご飯どうぞー』
「……にゃあ」
『…美味しい?じゃあ私もいただきます』
みことが食べ始めたのを見て、食パンを口へと運んだ。
『ごちそうさまでした』
まだ時間に余裕があったが悩んだ末に出ることにした。着替えた私はいつもの様にみことと戯れる。まぁ、毛だらけになるがもふもふとした毛に誰が逆らえるのだろうか。
「にゃあ」
『いってくるね』
外に出る。
しばらく歩くといつもの様に話しかけられる。
「あら。おはよう、Aちゃん」
『おはようございます。佐伯さん』
「行ってらっしゃいね」
『はい、行ってきます』
定期を使い中へと入る。
電車のなかでTwitterの確認とツイートする。
@_ツキカゲ
皆さんおはようございます。
週の真ん中の水曜日って休みたくなりますか?
私はなります
RT 3520 いいね 1.2
ツイートしてる間に会社近くについた。電車を降りる。働いてる会社は駅から近いため、ツイートをしたら丁度くらいだ。
『よし、今日も頑張るか!』
「天沢先輩!おはようございます」
『おはようございます、折原くん』
「おはよーございます」
『眠そうですけど、大丈夫ですか?』
「あー…平気です」
そう言って微笑む彼は私の部下というか後輩の折原千里くん。私が教育係のときに出会った人。優しい人で毎日挨拶したりなどを教育係が終わってもしてくれている。
『よし、今日も頑張りましょう!』
「そうですね、頑張りましょう」
私が笑うとそれに応えるように微笑んでくれた。歩き出す私より半歩後ろを歩く。後ろから「ほんと、先輩はええ人やなぁ」という声が聞こえた。
『どうしたんですか?』
「何でもないです」
ここから私の仕事が始まる。
*→←絶対読んで!!!!!(2019年12月21日目更新内容)
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夜桜(プロフ) - キツネさん» フォォォォおおおおおっぐぅぅぅへぇぇぇぇええええい!!!!? (2019年5月2日 11時) (レス) id: 9b3c16d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
キツネ - ふぉぉぉぉぉぉぉぉ! (2019年5月2日 11時) (レス) id: 55194c6b92 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 月猫@アオリヒメさん» 夢主のことです、わかりずらいと思いますが……この小説は夢主の名前が固定されています。 (2019年1月28日 0時) (レス) id: 9b3c16d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
月猫@アオリヒメ - 度々でてくる暁って何ですか? (2019年1月27日 23時) (レス) id: ca03128f9d (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 天狐さん» コメントありがとうございます!分かりました、吃驚マークもう少し減らします、それと個人やり取りについてももう少し考えます、不快にさせてしまったなら申し訳ないです、小説の問題点を改善していきたいのでアドバイスは凄く助かりました!ありがとうございました! (2018年12月4日 17時) (レス) id: a30888bfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜 | 作成日時:2018年8月14日 19時