第9話 門番の検査 ページ10
よく目を凝らして見てみると見覚えのあるフードと服装だ。
｢あれ？ゾムさん！｣
おーい！と少し先にいる人物に声をかけると、声に気付いてくれたのかこっちを向いた。
やはりあの人影はゾムさんだったようだ、ゾムさんは此方へ小走りで駆け寄ってきた。
zm｢ん？あ、ノエルやん！どうしたん？こんな夜に｣
｢これからこのパン達をお城へ届けるんです、鬱様とコネシマ様が迎えに来てくれて、助かってます｣
鬱様とコネシマ様の方を見ると、ドヤ顔をゾムさんに向けていた。
何でドヤ顔してるんだろう？と不思議に思っているとゾムさんが少しイラついたような声で｢はよ行くで｣と言った。
｢…なんで怒ってんだろ｣
それはとてもとても不思議だった。
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
お城につくと門には4人程門番がいて、その門番は俺達に気付くと敬礼をして門を開けた。
｢うぉおお…おっきい…｣
流石だなー、と思いながら門を通ろうとするがそれは1人の門番によって止められた。
｢おい、貴様｣
｢はい！何ですか？｣
呼び止められ、振り向くと門番が凄い顔でこっちを見ていた。
ﾋｪ。
｢今回はどんな用だ？｣
｢あ、はい、グルッペン総統閣下に今日の晩餐で使うパンを注文されましてそれを届けに｣
今は鬱様達が籠持ってますけど、持たせてくれないんです。
籠ぐらい持てるのに、と心の中でやさぐれていると門番は納得いかない顔で俺をジロジロと見た。
｢……それは本当か？｣
疑った声でそう言われれば、誰でも腹が立つもので。
少しヤケになりながら頷いた。
｢えぇ、ちゃんと注文を受けました｣
そう言うも門番はまだ納得が言っていないご様子、しつこいなぁとイラついていると後ろから肩を掴まれ鬱様の背中に隠された。
ut｢もうええやろ、ちゃんと俺らがグルッペンの命令受けて熊の幸せ亭で注文したんや、これ見ても疑う？｣
そう言って鬱様の内ポケットから出てきたのは命令書だった。
それを見た門番は｢も、申し訳ありませんでした！｣と謝って去っていった、うわ命令書すげぇ…。
ぽかん、としているとぽん、と優しく頭を撫でられた。
ut｢置いてくで？｣
ふふ、と笑ってすたすたと先を歩いていってしまった。
数秒止まって、はっと我に返ると鬱様の背中を追った。
頭…撫でられた、幹部様に…それに、昼の時の事気にしてなかったみたい…。
良かった…と緊張でガチガチだった肩の力を抜いて皆さんの後に着いて行った。
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クロ 2 - すると幹部様がいるじゃろ？わぁ、不思議ー 。バァンッ（ドアを閉める音） で大草原ですわw (2019年1月6日 22時) (
レス) id: c0265ddce4 (このIDを非表示/違反報告)
ネムレ - ウェイトレスは女性ですよ！男性ですとウェイターだったかと… (2018年12月30日 2時) (レス) id: f78802a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - 一宮 奏斗 -Kanato-さん» 笑って貰えたなら幸いです！w ﾋﾟﾎﾟｯ（ボソッ (2018年12月30日 1時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
一宮 奏斗 -Kanato-(プロフ) - サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】さん» それ大先生やないですかwww思わず笑っちゃいましたwww (2018年12月28日 2時) (レス) id: b9b08916ff (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - （ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｫｵｫﾝ）がﾋﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟｫｵｫに見えて仕方がないw (2018年12月28日 2時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴宮 いろは | 作成日時：2018年12月18日 1時
