第7話 今日が命日か ページ8
鬱先生side
グルちゃんに言われた事を終わらせ、熊の幸せ亭を出た。
外は寒い筈なのに、顔は凄く熱かった。
多分それは、あの店員の顔を見たからだろう。
顔は赤くなり、少し涙目でその表情が頭から離れずにいた。
ut｢……ほんま、何なんもう…｣
はぁ、と頭を抱えるとシッマが｢さっきから百面相やなぁ、大先生！｣と笑ってきた。
ut｢うるっさいわ！はよ帰るで！！｣
少しキレ気味になりながら歩き出すとシッマは不思議そうに俺を見ながら後ろを付いてきた。
ほんま犬みたいな奴やな。
ut｢…気の所為や、気の所為｣
胸にでき始めたこの思いを気の所為にして城へと歩いた。
あの子と会えるのは、後数時間後。
｢…大丈夫？ノエル｣
｢お婆ちゃん…｣
近くで俺の事を見ていたお婆ちゃんが心配そうに聞いてきた、本当は少し泣きそうだけど無理して笑顔を作った。
｢うん！平気、これ注文の紙｣
はい、とお婆ちゃんに髪を渡して来ていたエプロンを脱いだ。
｢俺お城行く準備してくんね！｣
少し駆け足気味に裏方へと戻ると裏方にはリキとトモキが心配そうに俺を見ていた。
俺は2人に笑いかけて、エプロンを自分の場所に掛けた。
｢……大丈夫、俺なら出来るよ｣
そう自分に暗示をかけるように言い、裏口から家へ戻った。
｢ただいまー…って言っても誰もいな｢お帰りー｣
はぁ、と溜息をつきながら靴を脱いでいると2階からケイの声が聞こえた。
あ、そうだケイ今日学校休みだったんだっけ…。
靴を脱いで服を着替える為に2階へあがるとケイが部屋のドアから顔を出していた、髪がしっとり濡れていたのでふわ達と一緒にお風呂に入ったんだろう。
｢ケイ、ちゃんと髪拭かないとい｢今日帰ってくるの早いね、兄ちゃん｣…うん｣
まぁお城に呼ばれたから、とは言えずに｢休憩だよ｣と言っておいた。
ケイの髪をぐしゃぐしゃとタオルで拭いてあげて、部屋へ入った。
｢…お店の制服でいっか｣
と、新しいお店の制服をクローゼットから出して出しておく。
(…めっちゃ行きにくい)
今日のさっきで起きた事だ、とっても顔を合わせにくい。
まぁでも仕事だしな、仕方ないと憂鬱な気持ちを切り替えて少し休もうとベッドへ寝転んだ。
｢…あー、なんか最近色々、あって…寝れなかったから…ねむ…｣
ふぁあ、と欠伸をして強い睡魔に身を任せてそのまま眠りについた。
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
何か大先生との出会いが大変な事に…ｽｲﾏｾﾝ
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クロ 2 - すると幹部様がいるじゃろ？わぁ、不思議ー 。バァンッ（ドアを閉める音） で大草原ですわw (2019年1月6日 22時) (
レス) id: c0265ddce4 (このIDを非表示/違反報告)
ネムレ - ウェイトレスは女性ですよ！男性ですとウェイターだったかと… (2018年12月30日 2時) (レス) id: f78802a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - 一宮 奏斗 -Kanato-さん» 笑って貰えたなら幸いです！w ﾋﾟﾎﾟｯ（ボソッ (2018年12月30日 1時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
一宮 奏斗 -Kanato-(プロフ) - サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】さん» それ大先生やないですかwww思わず笑っちゃいましたwww (2018年12月28日 2時) (レス) id: b9b08916ff (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - （ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｫｵｫﾝ）がﾋﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟｫｵｫに見えて仕方がないw (2018年12月28日 2時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴宮 いろは | 作成日時：2018年12月18日 1時
