第42話 ▼ゾムの好感度が上がりそう！ ページ46
薄暗く、湿っぽい地下牢獄。
そこには過去に残酷な事をやらかした人や他国のスパイ、それにグルッペン様に刃向かった者が入っている。
そこに俺とゾムさんは執事君を入れるために一番奥の牢獄へと向かっている。
zm｢それで？どうやって拷問するん？｣
執事くんを抱えたゾムさんがそう聞いてくる。
｢…スープを飲ませるんです｣
そう答えるとゾムさんは｢はぁ？｣という顔をした、まぁ｢スープで拷問するんです！｣なんて言われたらそういう顔になるよね。
｢あぁ、スープと言ってもただのスープじゃなくてそこに興奮剤と依存性のある薬を混ぜ込むんです｣
俺が調合した、凄く効くやつをね、と笑顔で言うとゾムさんは少し顔を引き攣らせた。
zm｢…お前、顔は天使やのにやる事は悪魔みたいやな｣
｢ふふ、そうですか？｣
そんな事を話していると地下二階にある地下牢獄の一番奥の部屋に着いた。
そこのベッドにゾムさんが執事君を投げ込んだ。
さて、執事くんが目を覚まし次第拷問かな。
｢ゾムさん、戻りましょ｣
さて、と地下から出る為に出口へと向かうとその途中で軍服を誰かに掴まれた。
何だ、と見ると地下牢獄に収監されている囚人だった。
｢助けてくれ……俺はもう、反省した…もう総統を殺そうなんてしないから…だから…｣
助けてくれ、と言ってその日とは涙を流した。
俺はそんな囚人の姿を見て、にこりと笑った。
｢…君が何をしたのかは分からないけど、君ら囚人なんだろう？そしたら囚人らしくここで罪を償ってなよ｣
パシッ、と軍服を掴んでいる囚人の手を叩いて出口に向かって歩き出した。
(悪魔みたいじゃなくて、悪魔やな)
そして出口へ向かっている最中、さっきの囚人の事が気になってゾムさんに聞いてみた。
｢…ゾムさん、あの人何やらかしたんですか？｣
zm｢仕事があまりにも過酷すぎるって言ってグルッペン殺そうとした罪、終身刑｣
｢…うわぁ、良くあの人に逆らおうって考えられますよね…｣
zm｢それには同感やわ｣
ねー、と話をしながら歩いていると直ぐに出口へと着いた。
あー、やっぱり光があると安心するわ…。
んー、と伸びをしながら肺いっぱいに空気を吸い込むとゾムさんが笑って｢地下にいると暗くて心配なるよな｣言った。
｢そうですよね！息苦しくなるって言うか！｣
zm｢ほんまそれな！あー、地上で暮らせるって幸せな事やな｣
｢そうですねー…｣
そんな事を話しながら、ぼんやりと白い雲の浮かぶ空を見上げた。
ﾃｰﾃｯﾃﾚｰ
▼ゾムの好感度が上がった！
…勝手にナレーションつけんな、作者。
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クロ 2 - すると幹部様がいるじゃろ？わぁ、不思議ー 。バァンッ（ドアを閉める音） で大草原ですわw (2019年1月6日 22時) (
レス) id: c0265ddce4 (このIDを非表示/違反報告)
ネムレ - ウェイトレスは女性ですよ！男性ですとウェイターだったかと… (2018年12月30日 2時) (レス) id: f78802a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - 一宮 奏斗 -Kanato-さん» 笑って貰えたなら幸いです！w ﾋﾟﾎﾟｯ（ボソッ (2018年12月30日 1時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
一宮 奏斗 -Kanato-(プロフ) - サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】さん» それ大先生やないですかwww思わず笑っちゃいましたwww (2018年12月28日 2時) (レス) id: b9b08916ff (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - （ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｫｵｫﾝ）がﾋﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟｫｵｫに見えて仕方がないw (2018年12月28日 2時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴宮 いろは | 作成日時：2018年12月18日 1時
