第40話 ダウト ページ44
｢すいません！遅れました！｣
はぁはぁと息を切らしながら言われていた会議室に駆け込んだ。
幹部様達のせいで着替えは遅くなるわ迷うわで…散々な目にあった。
tn｢気にせんでええよ、ノエルはここに来たばっかやし、ゆっくりでええよ｣
トントンはそう言ってくれるけど、やっぱり時間通りに来たいよ。
申し訳ない、と項垂れていると｢ほら、始めるで！｣と席へ座らされた。
隣はゾムさんとひとらんらん様だ。
tn｢それじゃ始めるでー｣
その声と共に会議は始まった。
……何か、変な匂いするな。
会議室に入ってからしていた鼻につく嫌な匂い。
この匂いの元はなんだろう、と匂いを嗅ぎながら探っているとこの匂いの元はコップに入って置いてあったコーヒーだった。
それを手に取り一口飲んで見るとコーヒーの味の他に少しの苦味と薬の匂いと味が口に広がった。
……成程、これ毒入りか。
｢……トン君、このコーヒーを入れた人を呼んでくれる？｣
取り敢えず問いただす必要がある、と感じた俺はトン君にこのコーヒーを入れた人を呼んでもらう事にした。
トン君は戸惑いながらも｢あ、あぁ｣と言って呼び出してくれた。
トン君が呼び出してから暫くすると会議室に1人の執事が入ってきた。
｢お呼びでしょうか、ノエル様｣
呼ばれた執事は焦っている様子もなく、普通に会議室に入ってきた。
俺はコップを持ったまま、その執事くんの側まで歩いていく。
｢…君、この国は好き？｣
｢……は？｣
ニコッと笑ってそう聞くと執事くんはそう言って俺を見た。
｢国は好きって聞いてるの、好き？｣
俺はニコニコと笑ったまま執事くんを見つめ、そう質問していく。
執事くんは焦る様子もなく、慌てる様子もなく質問に答えていく。
｢はい、わが祖国ですので｣
｢じゃあグルッペン様に忠誠を誓った？｣
｢はい、勿論でございます｣
｢ふーーん……｣
執事くんの目を見たままその答えを聞くと、目には少しの揺らぎがあった。
はい、ダウト。
｢これ、毒入りだよねぇ…？｣
コップを揺らしながらそう聞くと執事くんの表情が驚きに変わった。
はい、こいつアウトー。
｢毒ですか…？｣
きょとん、と惚けた表情をする執事くん。
｢そう、これは少し身体に入ったらその毒はじわじわと身体を蝕んで数日で死に至る程の猛毒、こんなの｣
持っていたコップの中身を全て執事くんにかける。
｢スパイしか持ってないよね？それにこの毒、触れたらどうなるか、分かる？｣
｢え……？｣
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クロ 2 - すると幹部様がいるじゃろ？わぁ、不思議ー 。バァンッ（ドアを閉める音） で大草原ですわw (2019年1月6日 22時) (
レス) id: c0265ddce4 (このIDを非表示/違反報告)
ネムレ - ウェイトレスは女性ですよ！男性ですとウェイターだったかと… (2018年12月30日 2時) (レス) id: f78802a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - 一宮 奏斗 -Kanato-さん» 笑って貰えたなら幸いです！w ﾋﾟﾎﾟｯ（ボソッ (2018年12月30日 1時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
一宮 奏斗 -Kanato-(プロフ) - サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】さん» それ大先生やないですかwww思わず笑っちゃいましたwww (2018年12月28日 2時) (レス) id: b9b08916ff (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - （ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｫｵｫﾝ）がﾋﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟｫｵｫに見えて仕方がないw (2018年12月28日 2時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴宮 いろは | 作成日時：2018年12月18日 1時
