第37話 昔話 2 ページ41
そしてノエルがお城を去った1時間後、お城ではパニックが起こっていました。
｢女王陛下、大変です！ノエル様が、ノエル様が！｣
そう、ノエルがいなくなった事が発覚したのです。
もう寝ている筈のノエルが部屋から忽然と姿を消したのです、それはもうお城中がパニックがになりました。
｢ノエル！？ノエルー！！｣
｢どこにいるんだい！？ノエル！！｣
｢ノエル様ー！！｣
王や女王はお城の中を必死に探し回りました、でもノエルは見つかりません。
そしてお城中を探し回って女王や王は最後にノエルの部屋へ行きました。
そして2人はある事に気付きました。
私達最近ノエルに会ったかしら、と。
｢…きっと、ノエルは出て行ったのよ｣
｢何だって？｣
｢私達がノエルではなく、ケイばっかり構っていたから…っ！ノエルは出て行ったのよ…！｣
そう、女王様は気付きました。
きっとあの子は私達のせいで居なくなったのだ、と。
｢…そんな、ノエル…｣
王様の頭の中には、ふっと笑顔で嬉しそうに遊んでいるノエルが浮かびました。
『お父さん！僕ね、お父さんの事好きだよ！』
ある時言われたその言葉が頭から離れなくなってしまいました。
そして王様は涙を流して悲しみました。
あぁ、自分はなんて罪のない子供に酷いことをしてしまったのだ、と。
｢ノエル…すまない、ノエル…！｣
｢ノエル……！！｣
お城中が悲しみに包まれました。
メイドや執事達もノエルにあまり構ってやれなかった事を思い出し、嘆きました。
そして、女王様はノエルの枕にシミがある事に気付きました。
そのシミがなんなのかは、すぐに分かりました。
あぁ、これはあの子が泣いた痕なのだと。
きっとあの子は誰にも構ってもらえず、話もしてもらえず、寂しい寂しいと泣い続けていたのだろう。
それに気付いた女王様は大声で泣きました、ごめんなさい、ごめんなさいと。
｢…あーぅ｣
するとドアの方から赤ちゃんの声がしました。
振り向くとそこにはケイがはいはいをしながらこちらへ向かってきていました。
ケイは女王様や王様の元には行かず、真っ直ぐに女王様が持っているノエルの枕へと進んでいきました。
｢にーゃ、にーちゃ｣
ぱふぱふと枕を一生懸命叩き、何かを訴えてきています。
女王様や王様はケイが何を訴えてきているのかが、すぐに分かりました。
｢そうね、早くお兄ちゃんを見つけないとね｣
｢ノエルを見つけたら、お説教しないとね｣
＿＿
すげぇ書いてて悲しくなってきて、泣いちゃいました…。
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クロ 2 - すると幹部様がいるじゃろ？わぁ、不思議ー 。バァンッ（ドアを閉める音） で大草原ですわw (2019年1月6日 22時) (
レス) id: c0265ddce4 (このIDを非表示/違反報告)
ネムレ - ウェイトレスは女性ですよ！男性ですとウェイターだったかと… (2018年12月30日 2時) (レス) id: f78802a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - 一宮 奏斗 -Kanato-さん» 笑って貰えたなら幸いです！w ﾋﾟﾎﾟｯ（ボソッ (2018年12月30日 1時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
一宮 奏斗 -Kanato-(プロフ) - サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】さん» それ大先生やないですかwww思わず笑っちゃいましたwww (2018年12月28日 2時) (レス) id: b9b08916ff (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - （ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｫｵｫﾝ）がﾋﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟｫｵｫに見えて仕方がないw (2018年12月28日 2時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴宮 いろは | 作成日時：2018年12月18日 1時
