第3話 常連さんと総統閣下 ページ4
朝のラッシュを終え、客の足が落ち着いた頃にはもうパンはほとんど無くなっていた。
空になったバケットを厨房へ持って行ってパンを足してもらおうとバケットを取るとチリンチリンとドアに付けているベルが鳴り、お客が入ってきた。
｢いらっしゃ…あぇえ！？ぐ、ぐるっ…！？｣
何とお店に入ってきたのは入ってきたのは俺が住む国、我々国を治めるグルッペン･フューラー総統閣下だった。
カフェ内がざわつき、俺はパニックに陥る。
｢あ、え、あぅ…｣
何でこんな所に総統閣下が！？とパニックになっていると閣下の後ろからひょこっとゾムさんが現れた。
ゾムさんはうちのお店の常連さんでこのお店が出来た時から来てくれている。
zm｢ノエル、ちっす！来たで〜って、大丈夫か？｣
｢あ、ぞ、ゾムさん！いらっしゃいませ！｣
ぽん、とゾムさんに肩を叩かれて正気を戻した俺は空っぽになったバケットを持ち直して閣下の対応に戻った。
gr｢……甘いパンが欲しいのだが｣
｢…はい、それでしたらメロンパンやホイップクリーム入りのクロワッサンなどがありますよ｣
メロンパンやホイップクリーム入りのクロワッサンが入ったバケットを手に取り、紹介すると総統閣下はふむ、と少し考える動作をした後｢それと後他の物も貰おう｣と言ってくれた。
｢はい！お買い上げありがとうございます｣
選ばれたパン達を丁寧に紙袋に入れて、お会計をしていると総統閣下が疲れた顔をしていた。
少し考えた後、お会計をすませ厨房へと向かった。
zm｢え！？ノエル！？｣
｢すいません！少し待っててください！｣
俺達の日常はこの人によって守れているのだから、少しだけだけど何か恩返し出来ないかなぁと思った結果、俺にできる事はこれぐらいと温かい飲み物の入った持ち帰り用のカップを持ってレジへと戻った。
｢あの、これ、ほうじ茶です！疲れている様でしたので…少しは疲れはとれるかと！｣
はい、と総統閣下にカップと紙袋を渡すと少しびっくりした顔をしていた。
あ、やっぱり失敬だったかな…。
やってしまったかも、と思っていると総統閣下はフッ、と笑って紙袋とカップを受け取ってくれた。
｢ありがとう、また来る｣
｢ノエル、ありがとうな！俺の分まで、また買いに来るわ｣
そう言って総統閣下とゾムさんはお店を去って行った。
｢き、緊張したぁ〜…………｣
へなへなとその場に座り込むとふぅ…と詰まりそうだった息を吐き、目の前にあるドアを見詰めた。
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クロ 2 - すると幹部様がいるじゃろ？わぁ、不思議ー 。バァンッ（ドアを閉める音） で大草原ですわw (2019年1月6日 22時) (
レス) id: c0265ddce4 (このIDを非表示/違反報告)
ネムレ - ウェイトレスは女性ですよ！男性ですとウェイターだったかと… (2018年12月30日 2時) (レス) id: f78802a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - 一宮 奏斗 -Kanato-さん» 笑って貰えたなら幸いです！w ﾋﾟﾎﾟｯ（ボソッ (2018年12月30日 1時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
一宮 奏斗 -Kanato-(プロフ) - サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】さん» それ大先生やないですかwww思わず笑っちゃいましたwww (2018年12月28日 2時) (レス) id: b9b08916ff (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - （ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｫｵｫﾝ）がﾋﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟｫｵｫに見えて仕方がないw (2018年12月28日 2時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴宮 いろは | 作成日時：2018年12月18日 1時
