第1話 いつもの朝 ページ2
チュンチュンと鳥が囀って、太陽の光がカーテンの隙間から差し込んで、目が覚めた。
まだ眠い気持ちと戦いながら重たい瞼を開けるとそこにはうちで飼っている大型犬のふわの顔がドアップであった。
｢………ふわ、おはよぉ｣
少しびっくりしたが毎朝の事なのでもう慣れてしまった。
ベッドから上半身を起こして伸びをすると真似するようにふわも伸びをした。
あぁあー、床が爪で傷つくんじゃあー。
ふぁあ、と欠伸をしながらベッドから降りると目の前にあるクローゼットを開いて洋服を出す。
｢うわぁ、寒い…｣
上に着ていたパジャマを脱ぐとヒヤリと冷たい空気が肌をなぞった。
早く着ようとワイシャツに袖を通して少し緩めのカーディガンをその上に着た。
着替え終わって、髪型を整えると鏡に映る自分に向かってよしっ、と気合を入れて部屋を出た。
ふわと一緒に階段を下りていると下にはふわの双子の弟のシドが尻尾振って待っていた。
｢おはよ、シド｣
階段を下りきってシドの頭を撫でると満足したのかふわと一緒にご飯が置いてある場所まで行ってしまった。
｢あら、おはようノエル｣
犬達を見届けた後、席へ座るとスープの入ったお皿を持ってキッチンから出てきたのは母さん。
優しくて、綺麗な母さんは父さんと一緒にカフェを営んでいる。
こう見えても母さんはパン作りの達人なのだ、あの細い腕であんな美味しいパンを作れるなんて思えない。
そして目の前で母さんを見て微笑んでいる変態がうちの父さん、母さんと同じくカフェを営んでいる。
父さんは珈琲や紅茶とか色々な飲み物を入れるのが上手くて、店のカウンターでマスターをしている。
｢……父さん、気持ち悪い｣
そう父さんの入れたであろう珈琲を飲みつつボソリと呟くと驚いた顔でこっちへ振り向いた。
｢えっ！？お、起きていてたのかい！？ノエル！｣
うわ、自分の息子が起きてきた事にも気付かないとか、うわぁー。
と、冷ややかな目を送っていると後ろからドンッ、と重い衝撃を受けた。
後ろから押された衝撃でばしゃあっ！と珈琲が全部テーブルの上に零れてしまった。
｢っお ま え なぁあ〜〜！！｣
その衝撃をお見舞してくれた人物、弟のケイの方を向くと｢あ…っ｣と小さく声を漏らしてオロオロし始めた。
その時の顔が昔から変わらなくてとても胸にキュンとくる、因みに子犬が悪戯をしてそれを飼い主に見つかってどうしたらいいかっていう顔。
｢…もう良いよ｣
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クロ 2 - すると幹部様がいるじゃろ？わぁ、不思議ー 。バァンッ（ドアを閉める音） で大草原ですわw (2019年1月6日 22時) (
レス) id: c0265ddce4 (このIDを非表示/違反報告)
ネムレ - ウェイトレスは女性ですよ！男性ですとウェイターだったかと… (2018年12月30日 2時) (レス) id: f78802a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - 一宮 奏斗 -Kanato-さん» 笑って貰えたなら幸いです！w ﾋﾟﾎﾟｯ（ボソッ (2018年12月30日 1時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
一宮 奏斗 -Kanato-(プロフ) - サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】さん» それ大先生やないですかwww思わず笑っちゃいましたwww (2018年12月28日 2時) (レス) id: b9b08916ff (このIDを非表示/違反報告)
サクラ@wrwrd！ syp.sha 推し【腐】 - （ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｫｵｫﾝ）がﾋﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟｫｵｫに見えて仕方がないw (2018年12月28日 2時) (レス) id: 089aae62ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴宮 いろは | 作成日時：2018年12月18日 1時
