１１話 ページ13
私は棗と葵ちゃんを連れて病院についた
私の大嫌いな病院に.....
受付に行き部屋の番号を聞く
歩いて、エレベーターに乗って、歩いて
病室に入った...
｢｢おとーさん！！｣｣
病室には棗達のお父さんしかいなかった…
『.....』
私は何も言わずに近づいた
否、何も言えなかった…
怪我が痛々しかった
薫さんは？お母さんは？お父さんは？
そう言いたかった
大丈夫でしたか？ 何があったんですか？
そう質問したかった
でも、棗のお父さんが今ここにいてくれてよかった
棗や葵ちゃんには、泣いてる顔は見せられない
そう思っていた、今も思うでも、
大人がいる、頼れる大人がいる
それだけで私の不安だった気持ちは
少しだけ軽くなった
｢みどりさん達のことは鈴木さんという医者に聞きなさい、ここにいると言っていた｣
そう言って私にメモを渡してくれた
何も言えないでいた私に気を使ってくれたのだ
痛いはずなのに、自分も辛いはずなのに
棗や葵ちゃんと会えてホッとしてるはずなのに
『ありがとうございます！』
聞いてきます、すぐ来ますから！
そういった意味を含めてお礼を言い
走っていった
｢あんまり走っちゃダメだよー｣
という返事を聞きながらメモの場所へ向かう
ついた、ここに鈴木先生が.....
『すみません、鈴木先生はいらっしゃいますか？』
深呼吸してから私は尋ねた…
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黒猫(プロフ) - 日向棗の母親って「簪」じゃないんですかね…？ (2022年1月12日 17時) (
レス) @page3 id: b5b4120230 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 日向棗の母親って「簪」じゃないんですかね…？ (2022年1月12日 17時) (レス) @page3 id: b5b4120230 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁 ヒナタ | 作成日時：2017年7月17日 2時
