第3章 - 12話 ページ44
会長の部屋を出た後、ひとりで自室に戻った。
ドアを閉め、ベットに腰掛ける。
「やった…。」
誰もいない部屋の中、私は小さく呟いた。
ライセンスを強く握り、達成感に浸る。
念の習得や体力の強化のために今までにない程努力をし、その全てが実を結んだ今日。
おそらく普通の能力者よりも才能に恵まれた体を持っているわけではあるが、その努力したという事実は変わらない。
(ハンターになるための努力は辛かったけど、楽しくて仕方なかったな…
あちらの世界での大学受験も、こんなふうに、もし自分のやりたいことのための努力ならば、きっと楽しいんだろうな)
ハンター試験というこちらでの大きい目標を達成した今、そろそろあちらの世界も進めるべきであると私は思い始めていた。
この世界がハンターハンターの世界だと知る前の私とは違い、もう目標に対する努力を怖がらないようになった。楽しめるようになった。
(なんか、うまくいきそうな気がする)
私だったら、きっとできる。ハンター試験を乗り越えたんだから大学受験なんて楽勝。
そう思い、ベッドのなかに入った。
(思いたったら吉日、だよね)
私はあちらでの目標を達成するべく、目を閉じた。
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零落*・reira(プロフ) - カルタさん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても励みになります…！ (2020年2月16日 15時) (
レス) id: 5e63a1d1e7 (このIDを非表示/違反報告)
カルタ(プロフ) - めっっっちゃ面白いです！合格おめでとうございます！更新楽しみにしています！ (2020年2月16日 14時) (レス) id: 132cc7b19e (このIDを非表示/違反報告)
白餡(プロフ) - パパっと読んでみましたが、描写も結構きっちりとしていて面白かったです。更新頑張ってください (2019年2月16日 23時) (レス) id: 81568ffd32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零落 | 作成日時：2019年2月14日 23時
