第２３話 ページ25
武器を奪い合う争い。なくはない話だ
「けど、おまわりさん達にはサラちゃんが居たからねー。罠にはハマらないってワケだ」
「なぜ、私をそこまで信頼してくれるんですか？」
「かわいいからね」
嘘やろ･･･。思わず疑いの視線を向けてしまった
「ジンくん大丈夫？顔が見えなくても不細工な顔になってそうな目してる」
「俺はこれでも美形なんだよ」
サラもしかめっ面で見つめている
「褒めたのに怪訝な顔されるとは思わなかったね」
「で？あのダミーの弾丸は何だったの？」
ケイジに渡したままそのままになっていた偽物の銃弾について触れてみる
「ああ、あれね。調べてみるからちょっと待ってくれる？」
「その間に別の部屋を探索しましょうか」
別の部屋の探索に行くために部屋を後にしようとすると
「おっと、サラちゃん。ちょっと待っ･･･」
「はい？」
サラは扉を抜けた先で振り返った。その瞬間ドアに鉄格子が現れた
「うわっ！？なんだ！？」
「え？」
サラは不運にもドアの間で振り返っていた
「サラ！」
俺は思わずサラをソウの方に押していた。鋭利な鉄格子の先端が右手を掠った
「･･･っ！」
「ジンさん！」
鉄格子の奥でサラが心配そうに見ている
「大丈夫。掠っただけだから。それより、けがはない？」
「はい」
「まずいことになったねー」
「サラ！大丈夫か！？」
「クソッ！罠だがや！何が起きるかわからん！気を付けろ！」
人形の部屋に取り残されたのはケイジ、ジョー、Qタロウ、カイ、俺の5人だ
『おいおい、そんなに身構えるなって』
突然誰かの声がした。俺たち5人は誰も口を開いていない
「うわっ！？誰の声だ！？」
ジョーはきょろきょろと部屋の中を探す
『はっはっは、細けぇことを気にすんなよ』
『オレはこの部屋の主だ。アルジーとでも呼んでくれよ』
アルジーって分かりやすくて何よりですよ。忘れないね
『まあ早速だが、これからゲームのルール説明をさせてもらうぜ』
「る･･･ルール説明ですか･･･？」
アルジーの一方的な説明でカイは困惑しているようだ
『そりゃそうだよ！ルールも知らねぇで命賭けんのかぁお前は！酔狂だねぇ！』
「命を･･･賭ける･･･？」
『簡単なお遊びさ！この部屋には今お前ら５人の人間が居るだろ？部屋を見渡せ･･･！開いている席は４つだ。一人はチャレンジャー。残り４人は席に座り、的になってもらうぜ』
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蓮花(プロフ) - 腐ころさん» コメントありがとうございます。名前は入力してもしなくても作品自体は読めるので気にしていなかったのですが･･･。書いた方がいいですかね、気を付けます。 (2020年2月7日 14時) (
レス) id: 7073e93aa0 (このIDを非表示/違反報告)
腐ころ(プロフ) - すみません。おこがましいのですが、名前は固定と書いた方がよろしいのではないでしょうか？ですが物語としてはとても良いので頑張って下さいね！上から目線ですみません（´･ω･｀） (2020年2月6日 21時) (レス) id: 12e607f7fa (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - ツキミさん» ありがとうございます。最初書いていたときはとんでもない奴でしたね。自分でも笑いました (2019年6月5日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
ツキミ(プロフ) - モカを見捨てる主人公ww笑ってしまいました……すみません……。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: fe6749e978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2018年3月9日 14時
