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第20話 ページ22

葉巻を手に入れると"GAME"と書かれた札の掛かっている部屋に入った


ダーツボードがぽつんと置かれているだけだ


「ここは遊技場?にしてはずいぶん寂しげだね」


ダーツだけなのは寂しいものだ。ビリヤードやせめてボードゲームがあってもいいぐらいだ


「何か仕掛けがありそうですね」


サラは部屋を見渡して呟いた


「サラさんの洞察力は頼りになるなぁ」


俺たちは遊技場の探索を始めた


ダーツ台の周りは深い溝になっている。風が抜けている


「これ刺したダーツどうやって回収するんだろ」


ダーツ台に近づけなければダーツを抜きに行けない


となれば一回しか遊べない。設計ミスにもほどがある


ダーツ台の上には大きな通気口のようなものがある


「風が吹いているみたいだけど・・・何だろう」


ソウのマフラーは風に揺れている。僅かだが風が抜けているようだ


部屋の壁には赤と青の扉がある。赤い扉はびくともしない


「ジンさん開けてみる?」


「カギが掛かってるなら無理だろ。蹴破るか?」


「何か仕掛けがあるかもしれません。今はやめておきましょう」


サラは隣の青い扉に手をかけた。こちらは簡単に開くようだ


青い扉を抜けるとロフトのある部屋に出た


白黒のチェック柄のソファが9個並び、そのうち5つにはぐったりと人形が座っている


近づいて調べてみるとイスにしっかりと固定されていて動かない


「人形が突然襲ってきたらどうしようかと思ったよ」


ソウは人形が動かないことを知ってふぅと息を吐いた


先に部屋を調べていたケイジがサラを見つけて声をかけた


「おーい、サラちゃん。手を出しな」


「はい?」


サラが手を出すとケイジはその手に何かを乗せた


「これは・・・」


受け取ったサラの顔が強張る


「おまわりさんの私物じゃないよ。座席を調べてたら見つけたんだ」


「こんな物・・・初めて見ます。実弾ですか?」


「たぶんねー。物騒だから持っておいてくれない?」


「私がですか?」


「オレが持つとジョーくんが緊張しちゃうからねー。かと言ってジョーくんは受け取ってくれないんだ。頼んだよサラちゃん」


サラはケイジから受け取った何かをポケットにしまうと戻ってきた


俺とソウはこの人形をよく調べてみた


すると、頭に何か入っていることに気づいた


振ってみるとチャプンと音がする


「頭部に液体が?」

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蓮花(プロフ) - 腐ころさん» コメントありがとうございます。名前は入力してもしなくても作品自体は読めるので気にしていなかったのですが・・・。書いた方がいいですかね、気を付けます。 (2020年2月7日 14時) (レス) id: 7073e93aa0 (このIDを非表示/違反報告)
腐ころ(プロフ) - すみません。おこがましいのですが、名前は固定と書いた方がよろしいのではないでしょうか?ですが物語としてはとても良いので頑張って下さいね!上から目線ですみません(´・ω・`) (2020年2月6日 21時) (レス) id: 12e607f7fa (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - ツキミさん» ありがとうございます。最初書いていたときはとんでもない奴でしたね。自分でも笑いました (2019年6月5日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
ツキミ(プロフ) - モカを見捨てる主人公ww笑ってしまいました……すみません……。更新頑張ってください!応援してます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: fe6749e978 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青薔薇 | 作成日時:2018年3月9日 14時

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