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episode#2 ページ11

「んっ…」

「ん…」




んん?

ナニヲヤッテイルノカナ?

私の思考が壊れかけてる間にもその行為はどんどんエスカレートしていく。




「…チュ…ンッ……チュ…ンハァ…」

「チュ…チュ…」

「チュ…ハァ、ンッ……」




観音坂さんが王子くんの膝に向い合わせで股がっていて、その観音坂さんの腰に王子くんの手が添えられてて…

それで、キ、キス…

あぁっ!!舌…あれ絶対舌入ってるよぉ…!!

頭では見てはいけないことが分かっているのに顔に覆った手の指の間からその一部始終を見てしまう。




「っ…!」

「ヒッ…!?」




い、今王子くんと目…合った?

や、ヤバい!!咄嗟にそらしちゃったけど…今のは絶対ばれたっ!!

そう思いそっと視線を戻すと、彼は何事もなかったかのように今の行為に集中していた。

よ、よかった…のかな?



「ンチュッ…ンッハァハァ…」

「ハァ…独歩さん、苦しそうですね」

「ハァ…A…」

「ここどこかわかってんの?こんな顔しちゃってさ…」

「フゥッ…ンッ…」

「独歩さんのそのえろい顔、誰かに見られてるかもしんないよ?」

「っ…!!!」




ドキッとした…

バ、バレテル!!!!

絶対私のこと言ってるよこれぇ…

ていうか王子くん…キャラがちょっと違…




「こ、こんな時間に…いるわけ無いだろ…」

「んー、それもそうですね!」

「それよりも、つ、続きっ…」

「だーめ。終電無くなっちゃいますよ?」

「うぅ…」

「続きは帰ってから、ね?」

「っ…!!か、帰る…」

「あ、俺ちょっとやることあるんで先に下で待っててくれませんか?」

「わ、わかった…」

「ヒッ…!」



観音坂さんは急いで準備をして此方に向かってくる。

咄嗟に出口とは逆の方の通路の壁に張り付いて身を隠した。

よかった、今のはバレてないみたい…

そう安心したのもつかの間、後ろからトントンと肩を叩かれる。



「ヒャッ!?ンンッ…」

「しー」

「オウヒフン…!」




声を出そうとしたら咄嗟に口を手で塞がれる。

あ、王子くんの手良いにおい…って違う!




「あ、あの私!!これは違うくてっ!!」

「はい、これですよね?」

「は、私のスマホ…」




はい、と王子くんからスマホを手渡される。

もしかして私がここに来ることもわかってた…?






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あかねっこ(プロフ) - たかのりさん» 私の代わりに教えて下さりありがとうございます!! (2018年11月3日 16時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - カリーチェさん» リクエストありがとうございます!!攻め主でいいんですよね?ご期待に添えられるか分かりませんが書かせていただきます!! (2018年11月3日 16時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
カリーチェ - 男主くん攻めをお願いします! (2018年11月1日 19時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
カリーチェ - すいません!間違えました! (2018年11月1日 19時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - カリーチェさん» 男主攻め固定ですよ……? (2018年11月1日 15時) (レス) id: e7418c529b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかねっこ | 作成日時:2018年10月14日 9時

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