episode#3 ページ37
「はぁ…しまむー可愛い、妹にしたい…」
「変わってねぇな…昔から」
「あ、一郎」
「そこはみりあちゃんだろ」
「そっち派かぁ…」
ある日の昼下り、次男と三男が勉学に励んでいるであろう頃。
某アプリゲームをしてる俺と、今は依頼がなく暇してる一郎が2人、部屋の中にいる。
「あ、ミスった…くそー」
「…イベントかなんかか?」
「そ、推しがランボでお兄ちゃんは忙しいんです」
「…」
そう、俺は今イベントを走っている。
なのでここまでの会話は全てスマホの液晶のみを見て行っていた。
俺ってば器用な奴だよな!
そんなことを思っていると、手元にあったスマホは何者かに奪われてしまった。
…つっても一人しかいないのだけど。
「一郎、良い子だからお兄ちゃんにそれを返しなさい。」
「嫌だって言ったら?」
そう言ってニヤリと嗤う一郎。
生意気になったじゃん?可愛いけど。
「そんな子にはお仕置きしなきゃいけないな…」
「やれるもんならやってみろよ兄貴っ」
兄貴って…昔はAにいって呼んでくれたのにな…
そう思いながら俺は一郎に襲いかかる。
お、意外と手強い。
「ほんっと…強くなったねぇ…」
「兄貴こそっ…んだよこの力はよぉっ…!」
一見余裕に見えるがその額には汗が滴り始めていた。
うん、まだまだ!!
そうしてそのまま一郎を後ろに押し倒し頭の上でその手を拘束した。
あ、勿論可愛い弟が傷つかないよう加減したよ?
「大分いいけど、平常心はまだまだだね!」
「クソッ…ゴリラかよ」
「ゴリラじゃなくてお兄ちゃんでーす!…と言うか構って欲しいならそう言えば良いのに…」
「んなっ!?」
「素直じゃないなぁ」
「っ…」
一郎は意味もなく悪戯するような奴じゃない。
これでも一郎は昔、俺超リスペクトしてたしそれなりに好かれてる自信がある。
暫く二郎や三郎ばかり構ってたからいじけてんのかな?
そう思い挑発的に言葉を投げ掛けた。
どうせまた罵倒されるに違いない…そう思っていたのだが、その予想は外れたようだ。
「素直じゃねぇ弟は嫌いかよ…」
「…え」
「っ…A、にい」
えまって可愛いが過ぎるなに一郎急にデレないで今日が俺の命日になっちゃう(一息)
「っ…いい加減離せくそ兄貴!!」
「うわっ」
そう言って顔を真っ赤にした一郎は俺を振りほどいた。
今俺のことAにいって…
「一郎!!お願いもう一回!!俺の墓石に刻むから!!」
「んでそんな必死なんだよ!!」
¯
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あかねっこ(プロフ) - たかのりさん» 私の代わりに教えて下さりありがとうございます!! (2018年11月3日 16時) (
レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - カリーチェさん» リクエストありがとうございます!!攻め主でいいんですよね?ご期待に添えられるか分かりませんが書かせていただきます!! (2018年11月3日 16時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
カリーチェ - 男主くん攻めをお願いします！ (2018年11月1日 19時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
カリーチェ - すいません！間違えました！ (2018年11月1日 19時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - カリーチェさん» 男主攻め固定ですよ……？ (2018年11月1日 15時) (レス) id: e7418c529b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかねっこ | 作成日時：2018年10月14日 9時
