【あんスタ】みどロイド、拾った。【男主】

新しい君。 ページ29

「いっぱい取っちゃったッスね…」


「ねー…」



ゲーセンからの帰り道。

俺達は沢山の景品を抱えて歩いていた。

中には何でこんなの取ったんだろうってヤツもある。

本当、何で取ったんだ俺…

ふと横を見ると翠くんがじっと俺が取ったキーホルダーを眺めていた。



「そんなに気に入ったんだ?そのキーホルダー」


「それもあるッスけど…またAさんとのお揃いが増えたなって」


「あぁ、このキーホルダーは何処に着けようかな?」


「俺は部屋に飾ります♪」



嬉しそうに話す翠くんを見て、俺も何だか嬉しくなった。



「今日は翠くんと遊べて楽しかったよ」


「…そうッスか」


「今まで以上に翠くんと仲良くなれた気がする!」



にっこりと笑って見せる。

その時翠くんにははいはい良かったッスねとあしらわれたけど…



「俺も…」


「?」


「俺も新しいAさんのこと沢山知れて、良かったです…」


「新しい俺…?」


「例えば、抹茶スイーツが好きだとか…ゲームが得意だとか…」


「あぁ!…そう言えば翠くんもダンスゲーム以外と上手だったよね!!今度は歌と一緒に踊ってみたら?」


「えぇー…めんどい」


「えぇ…ちょっと見たかったんだけど…」(ｼｭﾝ


「ﾌﾌｯ…嘘ッスよ。出来たらやってみます」


「やった!楽しみにしてるね!」


「あんま期待しないでください。前の家では全然だったし…」


「前の翠くんがどうだったかは知らないけど、今の翠くんならきっとできるさ!」


「っ…出来るだけ頑張ります」




その後も俺達は他愛もない話をしながら帰路についた。









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「あれは…ﾌﾌｯ、翠見ぃつけた♪」


「高峯っ!?…っ!!アイツはまさか…」




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