後輩ちゃん ページ21
…とまぁここまでが昨日の話なんだが…
あれだけ自信満々で言い放ったのにも関わらずこの様って訳ですよ、ハイ。
「濡れタオル持ってきましたよ」
「あ、ありがとう」
俺の額に濡れタオルが置かれる。
ひんやりとしていて気持ちいい。
「食欲はあるんスか?」
「食欲はあるよ…お粥作ってくれるの?」
「…さぁ?」
「えぇ!?そこまで聞いといて!?」
うぅ…今日の翠くんは意地悪だ…俺泣きそう。
もうこれ以上意地悪されたくないから今日は大人しくしていよう。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
心の中で決めた頃、家のインターホンが鳴った。
こんな時間に誰が…
「…出たほうがいいスか?」
「うん、一応…」
気になるので一応出てもらう。
今は朝の九時半…
まさか姉さんが来てるんじゃ…
足音が此方に近付いて来る。
部屋の前で音が止まり扉が開いた。
「不二咲さん!!」
「えっ…松下さん?」
扉から出てきたのは昨日家に送り届けた後輩であった。
「ごめんなさい…私のせいですよね…」
「いや、そんなことないけど…仕事はどうしたの?」
「上司に話して少しの間だけ抜けさせてもらいました」
どうやら昨日の一件で責任を感じた彼女は俺の様子を見に来たようである。
そんなこといなくていいのに…
「せめてお昼ご飯だけでも作っていこうと思って色々買ってきたんですけど…」
「えっ!い、いいよ別に…」
そう言ってはみるが彼女は中々引かない。
責任を感じやすい子なんだろうなぁ…
どうしたものかと頭を悩ませていると翠くんが横から口を出してきた。
「いいですよ。俺が作るんで…貴方は仕事に戻って下さい。」
「っ…で、でも…」
な、何だろう…さっきから空気が重いような…
心なしか翠くん、さっきよりも怒ってるみたいだし…
どしよ…あ、そうだっ!
「松下さんは翠くん手伝ってくれる?」
「へ?」
「はぁ?」
うん、分かってる。分かってるから翠くん。
だからそんな目を向けないで…
俺は手を合わせてお願いポーズをする。
「…はぁ、手伝うだけですよ…」
「っ…ありがとうございます!!」
二人はそのまま部屋を出た。
また翠くんに迷惑をかけてしまったな…
今度ゆるキャラグッズいっぱい買ってあげよ…
誰もいなくなったら一気に眠たくなってきたな…
俺はそのまま眠りに落ちた。
.
俺が女の子だったら…。#side翠→←風邪を引いてしまった。
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あかねっこ(プロフ) - 仁科一家さん» こういう設定がら、地雷な人多いだろうなぁと思って執筆していたのでそう言っていただけると嬉しいです!更新頑張ります!! (2018年6月3日 14時) (
レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
仁科一家(プロフ) - 普段占ツクのBLってほぼ地雷寄りなんですけど、この作品は本当に好きです。素晴らしい作品ありがとうございます！ (2018年6月3日 10時) (レス) id: dec30a2f4d (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - 琥珀さん» そうなんですよ…流星隊Pを殺しにかかってますね運営は…←更新頑張ります!! (2018年5月19日 23時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - この作品楽しく読んでます！つらいですよね…クラス別スカウトAnd流星隊のイベ...これからも更新頑張ってください！ (2018年5月19日 21時) (レス) id: 5e61c82747 (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - 夜闇の魔物さん» ありがとうございます!!相変わらず亀さん更新で申し訳ないのですが頑張ります!! (2018年5月19日 20時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかねっこ | 作成日時：2017年12月26日 19時
