カルマの時間 ページ4
カルマは私たちへの挨拶を流し殺せんせーに狙いを定めた
｢あれが例の殺せんせー？ほんとにタコみたい｣
ケラケラと笑いながら先生へと距離をちぢめていく
｢ていうか停学初日から遅刻って相変わらずだよね｣
｢まぁいいじゃん 生活リズム戻らなくてさ｣
殺｢君が赤羽業くんですね Aさんの言うとおり初日から遅刻はいけませんねぇ｣
殺せんせーは顔にバツ印を付けてふんふんと鼻を鳴らした
｢今日からよろしくね 気安く下の名前で呼んでよ！｣
私は失礼だけど、笑顔で手を差し伸べるカルマに少しだけ不穏な空気を悟った
｢はい。よろしくお願い『バチュン!!!!!』
破裂音と共に先生の触手が溶けだす
｢！！！！｣
その瞬間カルマは直ぐに戦闘態勢に入り先生を追い詰める 私は、あぁカルマが帰ってきたな…と改めて実感していた
張り詰めた空気とみんなの視線が殺せんせーとカルマを包んだ
それもそのはず、初めて殺せんせーにダメージを加えることが出来たからだ
｢へー、これほんとに効くんだ でもさぁこんな単純な手に引っかかる上に俺に遠のくなんてビビりすぎじゃない？｣
あの挑発的な瞳はあの頃から全く変わっていない
｢先生もしかして…ちょろい人？？？｣
殺せんせーの顔に青筋のようなものが浮かび上がった
すごい怒ってる…
｢ねぇねぇ渚、 A 私E組きてあんまり日が経ってないから知らないんだけど彼どんな人なの？｣
カエデはE組に来てあまり時間が経っていない
知らないのも当然だろう
｢うん、カルマは２年生の時に仲良くなったんだけど暴力沙汰で停学くらったの。だから喧嘩とかめちゃくちゃ強いんだよね〜 まぁそれは置いといて、そういう人もE組に落とされるんだって｣
｢へぇーそうなんだ｣
｢でも…このクラスじゃ優等生かも知れない｣
その言葉にかえでは首を傾げる
｢？ どういうこと？｣
｢凶器とか騙し討ちの基礎なら、多分カルマくんが群を抜いてる｣
渚のその言葉に納得した
そもそも私は彼のそういう所に憧れていたのだ
｢そうだよね？Aさん｣
｢えっ！！あっ…うん そうだね｣
私は横目でカルマの方を見た
そこには少しだけ不良相手の時とは違うカルマの表情があった
やっぱり不穏な空気感じるんだよなぁ…
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みづき(プロフ) - 猪口玉理さん» 感想ありがとうこざいます！！初心者でまだまだ未熟ですが頑張ります！！ (2020年3月31日 18時) (
レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
猪口玉理(プロフ) - はじめまして！ チョコダマリと言います。家庭教師ヒットマンREBORN!の作品を書いております。1ページ読んで面白いと思いました！ これからも頑張ってください！ (2020年3月29日 15時) (レス) id: 737d873cb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みづき | 作成日時：2020年3月10日 15時
