君の背中 【赤羽業】

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教室中に和気あいあいとした空気が流れ始めた


｢もうビッチねぇさんなんて呼べねぇーな！｣


｢普通に先生だもんね｣


｢あんた達…！わかってくれたのね！！｣


私も先生最初はあんな感じだったけど私たちへ歩み寄ろうと頑張ってる姿見ちゃったら許さざるを得ないよね


｢でも名前どうするー？｣
｢ビッチで慣れちゃったしなぁ…｣



｢じゃあビッチ先生で！！！｣



その言葉が聞こえた瞬間
先生の顔は一気に青ざめた


｢もう気安く呼んでいいのよ？ ほらイリーナ先生って！ ｣


先生はめちゃくちゃ焦った顔でお願いしてきた
でも大半の生徒はやっぱりビッチに慣れちゃって…


｢そんなわけでよろしくね！ビッチ先生！！！｣


ビッチ先生の目がどんどんつり上がり眉間にシワもりはじめる


｢キーーーっ！！！やっぱり嫌いよ！あんた達！！｣


そんな叫び声が響く３年Ｅ組
楽しそうな声が聞こえるが…
もう少しで少し憂鬱なイベントが始まる







そのイベントの前日のこと


業ねぇA


Aん?どうしたの?


業明日サボっちゃおーよ


サボりのお誘いだ
なるべく出ないといけないんだけど
カルマ相手にはＮＯは言えない


Aうーーん…サボっていいの?


業罰あるけど、別に痛くも痒くもないでしょ なんならあの空間にいる方が罰だと思うんだけど


確かに…罰はそんなに大きくない
それに私もあのイベントはただひたすらムカつくから


月に一度の…全校集会

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