【ハイキュー！！】隣のクラスの赤葦さん。 (ページ10)

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その後もサクサクと進み、驚かされることもなく……お姫様抱っこのまんま帰ってきた…屈辱…

夜「親睦は深まったかね？」

皆が集合したところで、夜中監督が話し始めた。

夜「見ている限りだとウチと青葉城西のペアが多くて安心したよ。リベロとセッターだったりとペアは本当に運任せだ。話すのが苦手なヤツもいるだろう。あと二日間気持ちよくバレーをするには相手の事も知らねばならない。そこで、ただただ歩いて話すだけ、という本当の肝試しを開催したんだよ。」

…夜中監督からは多くを学ぶ。考え方とかもそうだけど見ていてこんな人になりたいと思う。さすが、夜中監督だなあ

滝「それじゃあ、明日も朝早い。さっさと風呂入って、寝ろよお前ら！！」

寝ないと後悔するのはお前達だ！！と言いつつ先生達はちゃっかり車に乗っている…きっと呑みに行くんだろうな。

木「ん？あかーし、どうした？」

『ああ、光太郎…なんでもない。』

木「…何でもなくねぇなあ…俺を下の名前で呼ぶんだからよぉ…バレーすっか？？」

中学から一緒のコイツは色々と私の弱い部分も見せている。呼び方1つで分かるのは木兎だけだと思う。

及「赤葦ちゃん、足捻ったんだよねあんな細っこい道歩いたから。立てる？部屋まで送ろうか？」

二人に囲まれる。

『…いい…少し、ほっといて、ほしい…あと、光太郎ごめん、京冶と二人でやってねいつものやつ…』

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『はあ…何やってんだ私。』

木兎だけならまだいい。
あの、及川徹にまで弱い所を見せてしまった。
最悪だ。

『あー、もうほんとやだーあー…』

岩「赤葦さん、」

『うを！？…岩泉くん…なに？』

岩「ちょっといいか？」

『え、うん…』

岩「少し聞きたいことがあってな。」

『うんうん。なあに？？』

岩「…赤葦さんって、小学校の時、宮城県にいた？」

『え？なんで知ってるの？？木兎にでも聞いた？？』

岩「…霧隠小学校(きりがくれしょうがっこう)出身か？」

『なん、で知ってるの…岩泉くん…』

岩「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。」

『！？』

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それからの二日間、私は極力及川徹を避けた。

話しかけられても無視は、当たり前だった。

話しかけなきゃ行けない時は話しかけるが、冷たくする。

雀「なんかあったの？A」

『なんもないよ、かおり。』

赤「……。」