【ハイキュー！！】隣のクラスの赤葦さん。 (ページ19)

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楓「はーい、注目です。」

ホワイトボードにはびっしりと文字が書いてある。

楓「私的、今年の主力陣をピックアップしてきました！！」

楓「2年生は、木兎光太郎、木葉秋紀、猿杙大和、小見春樹、鷲尾辰生。そして今年は強力な頭脳が入りました。1年にしてレギュラー入りを果たしている…赤葦京治。」

夜「あ、そっか。黒尾兄妹は赤葦姉弟と知り合いなんだっけ。」

楓「言わば、腐れ縁なんですけどね～…はぁ…」

海「どうかしたのか？」

楓「…いえ、赤葦京治の導入で木兎光太郎は"更に"火がついたんです。」

山「更に？？」

楓「うん。木兎光太郎の前任者とも言っていいほど過言ではない人が梟谷にはいます。」

黒「そいつは、楓と同じくマネージャーだ。」

山「マネージャー！？」

黒「…赤葦A。コイツが木兎を開花させたって言っても過言じゃねえよ。」

楓「A先輩も中学まではプレーヤーでした。ポジションはセッター兼リベロ。人呼んで、」

黒・楓「「腹黒頭脳」」

夜「ちょっと、黒尾兄妹！？俺はお前らが溜めたからすごいかっこいいの来るかと思ったけどそれはお前らがつけた異名だろ！！赤葦さんに謝ってこい！！！」

研「しかも、ここまで結構しんみりと話してたのにね…」

楓「だってぇー、A先輩調子づかせると厄介なんですもーん」

黒「ほんっと、腹黒い！！」

夜「だぁー！！この2人じゃ話になんねぇ！！研磨！お前から見てどうなんだ！」

研「……」ﾁﾗｯ

研「…確かに、すごいプレーヤーだった。仲間をよく見てるし、技術面でも人一倍努力してきたの見てたから分かる。天才肌なんだけど、努力家でもある。…チームの分析力も楓より上。セッター兼リベロだったからマネージャーになってもきっとその分析力は落ちてないと思うよ。…あと本当に腹黒い…」

夜「なるほどなあ…ってやっぱり腹黒いんかい！！」

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『へくちっ！！』

赤「姉さん！？風邪？！」

木「んな、なんだとおおお！？あのあかーしが風邪ぇぇ！？」

『……木兎ぉ～？？』

木「あ、まって、まって！今日はたまごサンド奢るから！！」

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黒「と、まあどちらにしろ厄介な相手だ。気合い入れてくぞ！よし！アレやろうぜアレ！！」

夜「はいはい…」

黒「俺たちは血液だ滞りなく流れろ。酸素を回せ脳が正常に働くために。行くぞォォ！！！」

皆「おおお！！！」

研「…恥ずかしい…」

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合宿まで、あと2日。