大切な仲間 Part10 ARS (ページ5)

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酷い頭痛ページ5

潤side

あれから3日後。
俺の頭痛は治るどころか悪化していた。

偏頭痛だと思っていたらどうやら違うらしい。
でも熱は無いんだよなぁ…。

潤「…はぁ…」

どうしたんだろう…これで変な病気とかだったら…

昨日はそんな考えが時々出てきたのと頭痛でしっかりとした睡眠がとれなかった。

潤「でも皆に心配かけないようにしなきゃ…。」

俺は深呼吸をして、ベッドから起き上がった。
すると、突然視界がぐるぐると回りだして慌ててしゃがみ込む。

潤「…っ…なんだ…これ…」

今までに体験したことの無い激しい目眩が俺を襲ったんだ。

そして、しゃがみ込んでいたと思ったいたら、いつの間にか床に倒れていた。

それでもまだ治らない目眩。

潤「…はぁ…はぁ…くっ…うぅ…」

意識を手放そうとした時、階段を上ってくる足音が。
俺はまたその音で意識が浮上した。

和「じゅんー？」

和にぃだ…。
そう思って声を出そうとしても中々声を出せない。

和「入るよ？」

潤「…っぁ…はぁ…うっ…」

返事の代わりに出たのが自分の呻き声。

和「じゅっ…潤？！」

潤「…かずに…」

和「だ、誰か来て！！潤くんが！」

和にぃが来てくれた安心で少し治まったと思い、うっすらと目を開けてみると、また目眩は酷くなってしまった。

さらにその時に見えた時計の針は少ししか進んでいなかった。

俺の中では数十分耐えてるイメージだったけど本当は数分だったんだ…。

そんなことを思っていると、にぃ達が俺の部屋に飛び込んできた。