大切な仲間 Part10 ARS (ページ12)

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言えない秘密ページ12

和也side

あれから数時間が経ち今は夜。
俺は料理の支度があるからキッチンへ向かう。

潤「俺も手伝いたいー！」

翔「だーめ。潤はまだ休んでなさい。」

潤「むぅ…」

潤が手伝おうとしてくれてるけどそれを必死に止める翔にぃ。

絶対一緒に居たいだけだろ…。
そんな言葉は心にしまっておいて。

でも潤も感が鋭いから俺の微妙な変化も読み取れちゃうかもしれないからね。翔にぃにはちょっと感謝するよ。

雅「ふふ、じゃあ潤ちゃんは智にぃと洗濯物畳んでおいで？」

潤「分かった！」

雅「和～俺が手伝うよ。」

和「あ、ありがとう…」

なんか雅にぃに気づかれてる気がする…。
今日は、やけに俺とのコミュニケーションをとろうとしてくるな。

雅「今日は何作るの？」

和「卵スープとか潤くんが食べれそうなものを。」

雅「おーいいね～」

俺がメニューを伝えると、素早く準備を進めてくれた。

なんだろう…この監視されてる感じは。
いつもより雅にぃと絡みが多い分、俺の事を探ってるようにも思える。

とりあえず態度とか顔には出さないようにしなきゃ。
もしかしたら他のメンバーにも気づかれてるのかな…？

そんなことを思うと少し怖くなってしまって、思わず手の動きを止めてしまった。

雅「和？大丈夫？」

和「あぁ、うん。」

雅「それ代わろうか。
和はこっちやりな？」

あーもう…。
今さっき態度には出さないって決めてたのに。

この先心配だなぁ…。