大切な仲間 Part10 ARS (ページ11)

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言えない秘密ページ11

雅紀side

今日家に帰って来ると、和がぽつんとソファに座っていた。

雅「和～、ただいま。」

和「…はっ…お、おかえり。」

雅「ふふ、どうしたの？そんなにボーっとしちゃって。」

和「ん？別に？
あっ料理は昨日の作り置きのやつで良いよね。」

声をかけると一瞬驚いた顔を見せた和。
ちょっといつもの和らしくないと思って、話を進めてみるもいつもの和に戻っていた。

俺の気にしすぎかな…？

そう思って俺はいつものようにソファに座ってテレビを見始めた。

雅「和は？こっち来る？」

和は気が利く子だから俺がくつろげるように違う場所に移動してくれる。

でも今日はなんだか寂しそうな顔をしていたから呼んでみると素直にくっついてきた。

こんなことするの珍しっ。
いつもは「相葉さんの隣なんか嫌だ。」とか言うのに。

雅「あっもしかして。
具合悪い？」

そう思って聞いてみると和は首を振った。
それでも嘘をついている可能性があるから、おでこにも手を載せてみるけど特に熱いとかは無い。

雅「分かった。
今日は一人で寂しかったんだ？」

どう？図星なんじゃないの？

結構、自信があったんだけどまたもや首は頷かない。

和「別になんともないって。
相葉さん遂に頭おかしくなった？」

智「ふふ、元からじゃない？」

雅「うわ！びっくりしたぁ…」

いつの間にか帰って来ていた3人。
3人に対して和はいつものように振舞っている。

やっぱり俺の考えすぎなのかな…。