【鬼滅の刃】2 年 の 契 約 で す が、【極ﾊﾟﾛ】

Ｎｏ．30 ページ33

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しのぶside





「失礼します、」


私は不服ながら当主の世話係になってしまった
起きる時間です、と当主の部屋を叩く



「…」



中から返事はない

襖を開け中に入ると
机で伏して寝てるAさんがいた




「…結局中途半端じゃないですか」


呆れながら落ちた紙を拾う

私が数枚紙を拾い上げると小さな呻き声



「ん…朝、？」


もぞもぞと動いてAさんが目を覚ました


メイクもそのまま、着替えもせずスーツのまま

…だらしがないですね、本当に




「ｯやば、今何時！？」

やっと意識が起きてきたのか
ガバッと起き上がり、急いで着替えを取り出す彼女



「あと一時間ほどで家を出る時間です」

「ありがとう、二十分後ここに柱集合で、！」



そう言うと雑に荷物を取り出し
部屋を飛び出したAさん



「え、ちょっと、！」




慌てて追いかけようと襖を開けると
そこに姿はなかった




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