5話 ページ6
「A様。ろふ国の近くに到着致しました。これ以上近づくとバレてしまう可能性があるのでここからは徒歩でお願いしたいのですが…」
『ん、分かった。ここまでありがとうね。じゃ』
「はい…ご武運を。」
『はは、総統にもよろしく言っといて。』
いよいよだ。正面からこんにちわする勇気はできてる!
でもどうやって入ろうか…まあ勢いで何とかなるよね…??
何とかなんなかったら気絶させりゃいいだけだし…
それにしても…ここから見えるのにすごく大きいな…街も、賑やかだし。なんか懐かしいなぁ…
なんで懐かしいんだ…??なんかろふ国のことになると懐かしさが毎回出てくる…
『んー…よくわかんないけどとりあえず向かうか。』
15分くらい歩くと、正門らしきところに着いた。
もちろん門番の人はおり、どう入ろうか悩んでいると
「!!…我が国の総統様にご用事がある方ですよね。どうぞお入りください。」
『えあ…ありがとうございます…?』
案外あっさり、というかあちらから何も言わないのに入ってと言われたようなものでびっくりした。
ていうかなんで門番の人私の事見て目見開いたんだろう…?
なんか変なとこあったんかな…まぁいいや。とりあえず進もう。
『うわぁ…がちひっろ…』
何故かさっきからすれ違う人みんなに見られてる。
なに、私そんなに可愛いの??
ていう冗談はさておき、総統室らしき部屋に着いた。
(街観光とかしてたから1時間かかった)
『ふぅ…さようなら私の人生。こんにちは来世!!!』
私は思い切り総統室のドアを開けてこう言った。
『初めまして。ろふ国の総統様。…と幹部様3人。
総統様。いきなりで申し訳ないのですが……
お亡くなり下さい。』
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作者名:ななし | 作成日時:2023年2月18日 15時