[A3！]お仕事大好き系女子

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咲也「あ、相川さんは」
『Aで大丈夫』
咲也「え、えっと。Aちゃんは生徒会なの？」

昨日腕に生徒会の腕章つけてたから、と彼は言う。
腕章つけたままだったのか、どんだけ私は眠かったのだろう。

『うん、まあね。これでも一応生徒会長してるよ』
咲也「せっ生徒会長！？」
シトロン「びっしりだヨ！」
『び、びっしり？』
至「びっくりと見た。」
『！？』

急に後ろから現れたイケメンさんに驚きつつ、いづみちゃんが出してくれた紅茶を飲む。
あ、この紅茶おいしい

咲也「すごいね、生徒会長なんだ！ってことは高校三年生なんだね」
『いや？私は高校２年生』
咲也「…？」
至「え、留年？」
『まさか。言うなれば下剋上ですよ』

演説したらダントツで票が多かったんです、と付け足す。
学校としてもこれは異例らしく、学校ではしばらく注目の的だった。

まぁ、なった理由はたくさんお仕事ができるからだけどね。

太一「ってことは、頭いいんスか！？」
『うわ！？…いや別に、頭がいいとかでは』
太一「なら勉強を教えてほしいっス！」
『え、ねぇ話聞いてた？』

この人には耳がないのだろうか←
私は別に頭がよくて生徒会長になったけではない、
何度も言うがお仕事が欲しくて生徒会長になったのだ

しかし少年の手にはすでに勉強道具が握られている
どうやら私に拒否権は無いようだ

ダメっスか？と潤んだ瞳で見つめられたら断れない
…しょうがない、引き受けよう

『わかったよ少年。そんなにお勉強が好きなんだね？
…それとももうすぐテストでもあるのかな？』
太一「な、なんでわかったんスか！？」
至「顔にやばいって書いてあるからでしょ」
『うん、でかでかと書いてあるよ少年』
至「少年wwwどこの文豪www」

だって名前も知らないから仕方ない。
ここにいる人の中で名前を知っている人と言えばいづみちゃんくらいだしね

８→←６

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