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「うわぁあぁあぁぁぁあぁあっっっテストだぁあぁあ!!!」
『(うるっさいな…)』
今日は珍しく教室で生徒会の仕事を片付けていると、一人の男子が急に叫びだした。
彼はいつもクラスの中心にいる、明るく面白い生徒だ。
顔も整っている方で、男女共に人気がある。
未だに嫌だぁあ!と叫び続ける彼を気にもとめず、私は書類を眺める。
あ、誤字発見。あとで直しとくように副会長さんに言っとかなきゃ
「ねえねえ、会長さん!」
『!?え、ぁ…っと、何ですか?』
「会長さんって頭良かったよな!勉強教えてくれよ!」
「は!?っちょ、お前抜け駆けかよー!」
『(あぁ、なるほど)』
にやにやと笑いながら顔を近づけて頼んでくる彼を冷たい目で見つめる。
勉強を教えることで距離を縮めてあわよくば…と考えている下心が丸見えである。
正直気持ち悪いしそもそもお前に教えようと思わねぇよ
なぜ彼が急に叫んだのか意味を理解した私は心の中で盛大に暴言を吐くと、
彼らを無視して3年のフロアへと向かった。
なんか騒いでたけど、別にどうでもいい。
*+*+*+*+*
太一「うわぁあんもうすぐテストっス……!!」
咲也「オレもです…」
『この時期ってやっぱりテストだよね』
夕飯を食べ終えてお皿を洗っていると、
隣で手伝ってくれていた太一くんと咲也くんが呟いた。
二人とも声のトーンが暗く、いつもよりすこし元気がない。
当然だ、この時期のテストは夏休み前で浮かれる生徒たちの心を踏み潰すしね←
『そろそろテスト勉強始めなくちゃなぁ』
太一「え!?も、もう始めるんスか!?」
『だって二週間前だし、参考書とか見てヤマ張っとかないと』
咲也「さ、さすがAちゃん……!」
万里「テスト勉強なんて必要か?別にいらねぇだろそんなもん」
『万里くんはスーパーウルトライージーモードだから
テストなんて全然平気なんだろうね…!!』
万里「お、おいなんで若干キレてるんだよ…!」
皿を洗って濡れた手をタオルで軽く拭くと、私は部屋に行き、参考書を広げる。
学校で配られたテスト範囲表を見ていると、自然とため息が出た。
別に勉強はできないわけじゃないけど、やっぱりテストは嫌いだ
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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嵯峨野 繆謎(プロフ) - 続編にいけないのですが、もう完結なのでしょうか、、? (2020年4月22日 18時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 (仮垢) - んんんんwwwwww確かにひびわただったらするなあwwwwwおもしろw前も読んだけどほんとおもろいw続き待ってます! (2019年2月22日 9時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 (仮垢) - 8の所…名前変わってない(( (2019年2月20日 20時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - 続編が読めません( ; ; ) (2018年10月16日 7時) (レス) id: dedbfedcbe (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - 綴のこと書こうとしたら先越されてたw 下と同じ意見です。 漢字難しいっすね…やっぱり。 (2018年2月18日 12時) (レス) id: f2643ccfd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいす | 作成日時:2017年6月24日 19時