558.見てただけ ページ35
Aside
？「A」
雑音の多い体育館…
2階席はさらに雑音が響く…
イヤホンをつけた耳…
そんな中でもハッキリと聞こえた聞き慣れた、私を呼ぶ声…
声のすぐ後に、私の肩に誰かの手が置かれる…
…振り返れば見慣れた顔
黒尾「なーにしけた面してんだよ」
木兎「応援きたぞ！！」
…音駒と梟谷の3年生が勢揃いだ
A「…えっ…なんで」
黒尾「なんでって…授業終わったからなぁw」
A「ぁ…」
そうだ…
3年生だから…
大地さん達も午後から休みだって…
東京だから、応援来てくれたんだ
木葉「試合見てたぞ〜」
小見「お前は授業中に何見てんだよ！」
猿杙「そーゆー小見やんも見てたでしょ〜w」
小見「んなの、サルもだろ！！」
木兎「俺も見てたっ！」
3人「「「知ってる」」」
木兎「えっ！？なんで！？」
エスパー！？なんて騒ぐ木兎さんに、梟谷3年生(鷲尾さんを除く)が、さっき見てたって騒いでただろ！と思いっきりツッコんでいく…
…鷲尾さんは…海さんとわちゃわちゃコントを眺めてる
いや、熟年夫婦感半端ないな…
夜久「…んで？お前はなにやってんの？」
いつもと変わらない夜久さんの声で、いつもと変わらない夜久さんの真っ直ぐな目が私を射止める…
A「…ｯ」
でも、そんないつもと変わらないはずの夜久さんの声に、目に、私の声は続かなかった…
…怖いとか、そんな感じではない
けど
動けなくなった…
"なにやってんの？"
その言葉で、言い訳に逃げてた私は一気に現実に引き戻された…
"次の対戦相手のビデオを見てました"
…言えるわけない
見てた"だけ"だから…
見ながら、自分を肯定するためだけの理由を探してた"だけ"だから…
…私
…なにやってんだろ
夜久「試合終わって何時間たった？次の試合まで何時間あんの？」
一気に重たくなる空気…
…チームの誰も遠慮して言ってこなかった事
分かってた…
思春期だからって、歳が離れてるからって…
私が次の試合崩れないようにしてくれてる事ぐらい…
でも、今は違う…
歳の近い、全国の舞台を戦った、甘えの一切無い、厳しい先輩からの声…
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晴希(プロフ) - 月菜さん» 長しばらくお待たせ致しました！本日よりぼちぼちと頑張って更新していきます！これからもよろしくお願いします！ (2月19日 14時) (
レス) id: bed5b309a0 (このIDを非表示/違反報告)
晴希(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！そのひと言がとても嬉しいです！頑張ります！ (2月19日 14時) (レス) id: bed5b309a0 (このIDを非表示/違反報告)
晴希(プロフ) - 音楽をこよなく藍するチートさん» 返信遅くなり、申し訳ございませんでした！本日よりぼちぼちと更新再開していきますよ！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2月19日 14時) (レス) id: bed5b309a0 (このIDを非表示/違反報告)
月菜 - もう続きは書かないのですか？とてもいいところで終わっているので続きが読みたいと思っております お願いします書いて欲しいです (1月18日 10時) (レス) id: fd490406d0 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 最高すぎます!!!!続き楽しみに待ってます!!! (6月18日 22時) (レス) @page47 id: 293bfee8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴希
| 作成日時：2021年6月27日 13時
