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私と数原さんと玲於くんと ページ44

_貴方side



なんで大樹が、数原さんのこと聞いてくるの...?



『な、なんで?私はもう数原さんのことは吹っ切れたよ...?』





大樹は私を疑うような目で見た。

こんな大樹、初めて...。






「Aがほんとに玲於くんが好きで、幸せならそれでいいんだけどさ。」





そのあとの大樹の言葉は、私の心を震わせた。


「龍友くんから聞いたんだ。」









数原さんが...?


何を言ったっていうの...?









「俺、龍友くんが事務所に忘れてったの届けたんだ。


そんで部屋入ったら、嗅いだことある匂いがしたんだよ」




ドキリとした。

大樹は誰よりも長く私といる。






気づかない方がおかしいのかもしれない。





「Aの匂いだった。


それで、龍友くんに思い切って聞いた。」




大樹は目を伏せて話した。



数原さんがどこまで話したのかは、分からないけど、


きっと大樹も悩んで悩んで私に話してくれたんだと思う。








だってあの時から1ヶ月経ってるんだよ??









『そっか...。



大樹にはなんでもバレちゃうね、』





大樹は少し悲しそうに私と目を合わせた。


「A、玲於くんのこと好き?」









即答できない私はやっぱり最低だ。




『すきだよ...』









「少しでも龍友くんがいるんだったら、俺は別れた方がいいと思うよ」





少しでも。




そんなものじゃない。

きっと心のど真ん中に数原さんはいる。





なのに私は偽っている。



玲於くんを裏切らないために。









『私は、玲於くんを傷つけられないから...』


「その玲於くんがAを傷つけたら?」


『え...?』









玲於くんが私を傷つける。

そんなこと今まで1回もなかった。




玲於くんはいつも寄り添ってくれて、


どれだけ忙しくても、

毎日連絡もしてくれる。




玲於くんが傷つけるなんて...









「俺がAに龍友くんのこと話そうと思った理由、聞きたい?」


急に話を変えてくる大樹に違和感を抱きながら頷く。








「さっき俺、玲於くんと女の人が二人で歩いてるとこ見たんだ」









心を強く握られたそんな感覚。


私は玲於くんに同じことをしていたと思ったら辛かったし、


玲於くんには、本当は心に決めた人がいたんじゃないかと思うと




苦しかった。









「ごめん、Aに言おうか悩んだんだけど、


Aが傷つくのは嫌だったからさ、





ちゃんと考えた方がいいよ」

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設定タグ:数原龍友 , 佐野玲於,佐藤大樹 , GENERATIONS   
作品ジャンル:タレント
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加恋(プロフ) - 大樹くん最高すぎて泣きそう (2021年1月1日 15時) (レス) id: 2e418c8a08 (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - ちーーさん» ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします! (2019年1月19日 20時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!! (2019年1月19日 20時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
ちーー - 続きめちゃきになります!まってます! (2019年1月14日 0時) (レス) id: c05d53fa4c (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - つつ゛ききになります! (2019年1月13日 21時) (レス) id: 14702f8eae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼 空 | 作成日時:2018年12月6日 23時

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