悪役の結末

悪女11 ページ11

母「A....」









泣きそうな、切なそうな顔で私をジーッと見る母さん。













ごめんね、親不孝者で









母「何かあったら、連絡するのよ...、無理しちゃダメだからね。」











A「はいはい、向こうに着いたら連絡するよ」












そっと家から足を踏み出す














あぁ、..ずっとここに居たかったなぁ..










A「んー....、」









次はどんな死に方なのかな、










どんな結末なんだろうな、












どんなに考えてもキリがなくて










流れるままに過ごすのかな












めんどくさい。










A「学校行きたく無い...、ﾎﾝﾄﾆ」








ーーーーー











数時間後、電車から降りると辺りを見渡す






A「着いちゃったよ..、」










人混みの中に紛れながら目的地の方へと足をすすめる












補助監督「Aさん、、！こっちですよ.！」













無邪気に、手を振るこの人も









最終的には裏切るよ









A「(疑心暗鬼になってんのかな..、()))」











A「はい..！ありがとうございます、！」











補助監督さんの車に乗り込んで






他愛のない会話をすすめる










もうすぐで、








始まってしまう。

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