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五条side
『………はぁっ…はっ…悪い、五条くん…っ、失敗した…』
どうしてこうなった
なんだかんだあって雷電Aに惚れてしまった俺は、雷電と任務に行けるのに浮かれていた。
浮かれすぎてしまった。
さっき雷電が俺に声をかけて肩を叩こうとした時、無限で阻まれてしまった。
折角雷電に触れてもらう機会があったのに。
それからは呪霊がたくさんいる廃校の中だけど無限をずっと解いてた。
それがいけなかったんだ。
低級の雑魚呪霊を祓いながら廃校を探索してる間に、雷電とはだいぶ仲良くなったんだ。
それもあり、前述の通り浮かれに浮かれてた俺は、何故かそこにいた予定外の一級呪霊の攻撃に気づくのが遅れた。
しまった、避けきれない、と思い襲いかかる衝撃と痛みを覚悟していたが、雷電が俺を抱えて避けてくれた。
その時に雷電のはらに呪霊の攻撃が掠り、呪いにやられてしまったようだった。
その呪霊はすぐに払ったが、雷電の腹の傷が思ってたより深かったらしく、出血がひどい。
しかもこの廃校は、車の入ってこれない山奥にあり、補助監督のところまでかなり時間がかかる。
「雷電っ、しっかりしろ!」
『ハッ………はぁ、っ……ごじょ、くんっ、、落ち着けっ…』
浅い呼吸をする雷電を見てパニックになっていたが、落ち着けと言われて少し冷静になった。
…気配がする。
他にもまだ聞いてない強い呪霊がいる。
多分特級だ。
俺一人でもしんどいかもしれないのに、雷電を守りながらとなると、更に大変だ。
あいつにこれ以上の負荷をかけたくない。
なら急いでここから出なければ。
『………ちょっと横にしてくれ』
俺は雷電を外へ運ぼうとしていたが、雷電はそれを断り、敵地にも関わらず寝そべった。
『反転術式……まだ完璧じゃない、っが、止血程度なら、できると思う…
だから五条くん、頼みがある。』
“ 少しの間、命を預けさせてくれ ”
それだけ言い残して彼は目を閉じた。
なんだよ、なんなんだよ…
好きな人に、命を預けられて、嬉しくないわけがないだろ…
「俺がお前を守ってやるって、言ったもんな。
……任せろ。」
奥からやってくる大量の呪霊共と向き合った。
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omiu8899(プロフ) - コメント失礼致します!悟かわいすぎて…攻め主最高です!更新楽しみにしてます!!!! (2022年1月26日 23時) (レス) @page39 id: 8cab90b17e (このIDを非表示/違反報告)
もりお(プロフ) - 悟可愛いすぎないですか??めちゃくちゃハマりました。更新待ってます! (2022年1月23日 22時) (レス) @page38 id: 528486578c (このIDを非表示/違反報告)
Amia(プロフ) - コメント失礼します!男主攻め最高です!!!神作すぎる!!hシーンがやばい!好き!更新気長に待ってます!!!れ! (2022年1月20日 1時) (レス) id: a17ad9492d (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ(プロフ) - コメント失敗致します!!イチャイチャ最高です……!!あと作者さんめちゃめちゃ画力高いですね…!!🤦🏻💞めちゃめちゃかっこいいです…。更新待っております…!!🌝🌝 (2022年1月17日 22時) (レス) @page32 id: 89115c5d0c (このIDを非表示/違反報告)
ロシナンテ。(プロフ) - イラスト控えめに言って最高です😭👏✨ (2022年1月17日 22時) (レス) @page32 id: 7c91679d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かんみ | 作成日時:2022年1月7日 1時