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「……で?なに話してたの?」



あれからずっと腕を引かれ、遂にころん様の部屋まで到着。


そしてこうやって問いただされているわけだが、どう話していいかわからず ずっと膠着(こうちゃく)状態だ。


「え、っと……」


言い淀んでいると、ころん様の目付きに変化が。



「……は?A、その指輪なに?」



見ると、私の左手の人差し指には四葉をかたどった指輪が。


これ以上なにか言われると面倒なので外そう、と一瞬頭をよぎったが、外すなと再三忠告されたことを思い出した。


まさか、王子様はこのことを見越して……?

背筋が凍ったが今はそれどころではない。



「行くときはつけてなかったよね?もらったの?るぅとくんに?」


全て疑問形で まくしたてるようにそう問う彼の目には光がうつっていなかった。



「も、もらいました……」


嘘をつくわけにもいかないのでもらった事実だけを伝えると  更に彼の目つきは悪くなる。



「ねぇ、全部話して。じゃないと僕なにするかわかんないかも」



不気味に口角を上げ、そう言う彼。


正直とても怖い。逆らったらどうなるか分からないため 洗いざらい話すしかなさそうだった。




「____ふーん、ホテル誘われたんだ?」


「や、ですが断りましたよ、ころん様とのお約束があるって」



しどろもどろになりながらそう返すと、彼は「はぁ」とため息をついた。



「るぅとくん本気なんだね。指輪の意味、わかる?」


「わからないです……」




「他者への牽制」


言われて、ハッとした。


パズルのピースがぴったりはまるみたいに、物事が全て頭の中で組み合わさる。


ころん様はじめ、他の人に見せつけるように、だから指輪は外すなと……



____すると、急にころん様の声に変化が。


「ははっ、すごい宣戦布告受け取っちゃった」

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虹の根本付近に生息しているアイ(プロフ) - 菜々志さん» 菜々志さん ありがとうございます嬉しいです;; (2022年2月19日 11時) (レス) id: c4be3cb89b (このIDを非表示/違反報告)
菜々志(プロフ) - 高評価をもっと押させてくれぇぇぇ!!!ww (2022年2月19日 8時) (レス) @page7 id: ec6dd9f0aa (このIDを非表示/違反報告)
虹の根本付近に生息しているアイ(プロフ) - 泡沫さん» 泡沫さん コメントありがとうございます! そう言っていただけて本当に作者冥利に尽きます……(T T) 体調にも気を配りながらこれからも更新頑張ります! (2022年1月15日 15時) (レス) id: c4be3cb89b (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(プロフ) - こんなに面白いと思った作品は初めてです…!体調にお気を付けて、そして更新も無理せず頑張ってください! (2022年1月15日 12時) (レス) @page50 id: 7687e77697 (このIDを非表示/違反報告)
虹の根本付近に生息しているアイ(プロフ) - 泡糖さん» コメントありがとうございます!わたし的に小説を書いていていちばん嬉しいお言葉、本当にありがとうございます…(泣 ) 最近寒いですもんね、体調に気をつけながら更新頑張ります!泡糖さんも体調を崩されませんようにお過ごしください✨ (2021年12月30日 8時) (レス) id: c4be3cb89b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹の根元付近に生息しているアイ | 作成日時:2021年11月24日 21時

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