8話◇ ページ8
どうしよう…もうそこまでハンターが来てる。
正直さっき殴られた右の脇腹が痛くてこのまま走って逃げるのはキツい。
窓枠を乗り越えると同時に殴られた脇腹。
普段殴られることの無い場所だから、味わったことのない激痛が走る度に体が悲鳴をあげる。
痛みに必死に耐えながら走り続けていたがとうとう真後ろまでハンターが迫っているのがわかった。
殴られる!!
そう思ってぎゅっと目をつむった。
襲ってくるだろう痛みに身構えたけれどいくら待っても来ない衝撃と痛みを不思議に思い恐る恐る目を開ければ後ろにいたハンターは離れていて
代わりに見慣れた背中が広がっていた。
広くてがっしりとした、
とても勇敢で、とても力強い、
私の大好きな背中。
「ギリギリセーフだな!A」
『ウィル…!! もう、遅いよ…』
「何言ってんだよ、ヒーローは遅れて登場するもんだぜ!」
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抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年7月2日 8時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいのすけ | 作成日時:2019年9月22日 15時