いつまでも支えるから（inar）

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｢嫌だったの。自分の弱いところを見せるのが。でもやっぱり大ちゃんにはバレてたか…。


それは別に光のことをどうこう思ってたというわけじゃなくて、弱虫な自分から抜け出そうと頑張ってたけど、結局何も変わらなかったってだけ。





光のことは大好きだし、いつもいつも俺たちのことを支えてくれて本当に感謝してる。
いつもありがとね。｣





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うるうるのその大きな瞳を見つめながら、溜まっていたモヤモヤをかき消すように心の底からの思いを伝える。なんか、光の顔が歪んでるし、ぼやけて見えないし、苦しいし、






｢泣いていいんだよ。今日くらい泣こうよ。伊野ちゃん｣




｢ひか、、るっ｣





強くならなくちゃって我慢してきたこの思いが、涙となって流れる。こんなに子供みたいに抱き合って泣いて。大ちゃんに聞こえるね、なんて笑いあったりもして。









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お互いに真っ赤に腫れた顔を見合いながら、にこりと微笑む。



｢光、もう今日は泊まっていきなよ。夜遅いし｣


｢ん、じゃぁそうする。ちょっと待って、連絡するから。｣



連絡？



｢あれ、今光って一人暮らしじゃなかったっけ？｣


｢あぁ、俺実は同居人いるんだ。｣

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