検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:115,550 hit

6 ページ9

「大ちゃん、そろそろ寝んねしよっか。」



光の美味しい夜ご飯を食べて、コクリコクリと首が揺らいでる大ちゃん。そんな大ちゃんを俺のベッドに連れていき、お腹をポンポンと軽く叩く。


「おやすみ」


そう言って頭を撫でると、目を細めてにこぉと大ちゃんが笑った。







.





「ねぇ、伊野ちゃん」


やっと寝たかなと思い、部屋を出ようとしたらドアにいた光に呼び止められた。


「ん?どうした?」




なんだかいつもの光のテンションじゃなくて、逆光のせいでもあるのかあまり顔が見えない。近くまで行くと分かったのは、ぐっと握りしめられた手と涙の溜まった伏し目がちな目。




「え、ちょっと、、光?」






.





突然のことに驚いて、とりあえずリビングに連れていく。二人でソファにゆっくりと沈むと、その大きな目から涙が一粒こぼれ落ちると同時に、光が口を開いた。




「俺、助けになれてるのかな…
ずっと、ずっと伊野ちゃんは強いんだって
俺とは違って、強いんだって、、」





必死に手を握りしめながら、不安がポロポロと溢れ出す。今日のお昼に大ちゃんから言われて、勘違いしてしまっていた自分が嫌なのだと、そしたらもっと支えれてやれたのにと。優しい光の考えることだよね。



たまにそこまでしなくても大丈夫なのにって思うこともあるけど、それが光なりの努力で。いつもごめんねって言えば、大ちゃんと伊野ちゃんが大好きだからいーの!!って笑ってくれる。





「俺は、強くなんかないよ。」

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (132 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
377人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , いのあり , 精神系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

yuria(プロフ) - 続き凄く気になります!これからも更新頑張ってください! (2018年10月7日 22時) (レス) id: 30859cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
Arry(プロフ) - 書いていただきありがとうございましたm(_ _)m (2018年4月6日 23時) (レス) id: 8495b6ebc2 (このIDを非表示/違反報告)
Arry(プロフ) - ありるんライスさん» はい!これからも応援してます ♪ (2018年4月6日 8時) (レス) id: 8495b6ebc2 (このIDを非表示/違反報告)
ありるんライス(プロフ) - Arryさん» ありがとうございます!頑張って書かせていただきますね! (2018年4月6日 7時) (レス) id: fa78f90175 (このIDを非表示/違反報告)
Arry(プロフ) - リクエストなんですけど、大ちゃんがひかとのお留守番中に具合が悪くなっちゃってる、胃腸炎になってしまうお話が見たいです! (2018年4月5日 23時) (レス) id: 8495b6ebc2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:nonfuii | 作成日時:2018年3月18日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。