いつまでも支えるから（inar）

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光side



中に入ると、カーテンの隙間から漏れる日差しに照らされながら、クマのぬいぐるみを抱えた大ちゃんが眠っていた。





そっと近くまで寄ると、悪い夢でも見てるのか少しうなされてて、眉間にしわがよっていた。汗で張り付いた前髪をゆっくりと撫でながらそばに座る。









すると目に入った、タンスの上に置いてあるいつもは無い箱。あれか、、と思い確認しようと立ち上がった時









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｢うぅっ！！ん、やぁだっ｣




急に暴れ出す大ちゃん。起きてはないみたいだけど、強い力で左手の手首を掴んでいて血が出るんじゃないかと思うくらい。





｢大丈夫、大丈夫だから。ちょっと落ち着こう...｣






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自分でも上手く理解出来ていないその頭で必死にバタバタと暴れる大ちゃんを抱きしめて、背中をポンポンと叩く。すると、次第に手を掴む力も弱まってきて、かくんと眠ってしまった大ちゃん。





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ちょっと急なことでびっくりして、まだドキドキしてる俺の心臓。大ちゃんを抱っこしてるせいかなんだか暑くて汗が出てくるし、次第に息も荒くなってくる。









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｢はぁ、っう...




あたまっ、はぁ、いてぇ…｣









俺って馬鹿なんだよな。
今頃になって思い出す。自分の体温があったかいことを。

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