見習いってだけで… (ページ7)

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実は聞いていたページ7

？side

主に頼まれ見習いに食事を持ってきた

？「見習いは大広間に呼ばないのか？」

そう聞くと、

安「呼んだら何しでかすか分からないだろ？
…悪いな、こんな危険な事お前に任せて」

いや、俺は良いんだが、
食事を持っていくだけが危険？
主は何を考えているんだ？

安「持って行った拍子に、呪いをかけられるかもしれないだろう？
本当なら俺が持って行った方が良いが、生憎政府に呼ばれててな、
あこれ見習いには秘密だかんな！」

相当見習いを警戒しているのか、

主の態度を見て一抹の不安を持った俺だが
いざ見習いの部屋の前に来ても殺気や呪術系の気配はしなかった

？「寝ているのか？…いや、物音はする、
一体何をしているんだ？」

そう思いつつ、襖の前に食事を置いた
遠くから賑やかな声が聞こえもう食べ始めていると知り急いで戻ろうと角を曲がると、

貴「どこまでも、私はボッチかよ…」

？「…⁉」

たまたま聞こえてしまったその声
どこが寂しげで、苦しそうな声だった様な気がする

主は見習いを危険視しているが、果たして本当にそうなのか？

？「……」

この頃から少し疑問を持つ様になった

ps

あの後、食器を取りに見習いの部屋へ行ったが飯のほどんどが残ったまんまだった
どうすることもできない俺はとりあえず厨に行き歌仙に渡すと

歌「全く、食事を残すなんて雅じゃない！」

と血相を変えて怒っていた、

俺もこれからは残さずに食べようと思った、