笑わせてくれるではないか! ページ9
バタバタバタバタ
トタトタトタトタ
嗚呼、風呂を上がったようだ。
廊下から足音が聞こえる…煩いのはきっと金髪の少年だな。
料理も熱々のままだし、元気そうで何よりだ。
ps「…扉の前でとまっちゃったけど…?」
『む…どうしたのだろうな?』
R「扉が重すぎて開かないのでは?」
「リア殿…それは流石に……」
そっと聞き耳をたてる。
kn「…これは押すんか?引くんか?」
syp「どっちでも開くと思いますけど…」
kn「…ショッピ君、どうする?メニューの多い料理店みたくなったら」
syp「メニューじゃなくて注文が多いんすよ、先輩。」
……会話の内容がなんとも愛らしいな。
『くふふっ…じいや、少し脅かしてみるか』
「ご主人様……………最高でございます。」
悪い顔をしているなぁ。
『……嗚呼、腹が減った、腹が減ったぞ!あの小僧はまだか!』
「しっかりとアカを落としてからでないと、人間の肉は美味しくなりませんから…少々お待ちくださいご主人様。」
R「ご主人様、先日お召し上がりになられた美麗な少年とどちらが美味か、かけてみませんか?」
わざと聞こえるように大声で話始める。
無論、人間の肉を食す趣味はない。
はぁ…と困ったように笑うしんぺい神を横目に3人で目配せをして、演技を続ける。
『もう駄目だ、もう我慢ならん!あの小僧ども、生皮剥いで喰ってやる!!!』
これでもか、と言うくらい迫力をつけて叫ぶと、扉の外から叫び声が聞こえた。
kn「ギャーーーーー!!!」
syp「うるっさ!?」
kn「ショッピ君!どないしよ!?喰われるで!?」
syp「いや、ちょ、先輩静かに… kn「アカン!アカンわ!このままやと美味しく戴かれてまうで!?」
…てんやわんや…だな。
「む、少し脅かしすぎたようですな、ご主人様。」
R「良い腹ごなしになりましたかと。」
『くくく…可愛らしいではないか。
少年!冗談だ、早く入って来るが良い。』
ギィィイ
kn「ほんま……?」
syp「いや先輩、あれの前の会話聞こえてなかったんすか。」
kn「え、なにそれ」
『くくく……あっはっは!笑わせてくれるではないか、少年!さぁ席につけ、食事だ!』
これは思った以上に楽しくなりそうだなぁ、嗚呼、楽しみだ。
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タマゴノカラ(プロフ) - *空月白/白猫*さん» またまた神だなんて…(*/∀\*) でも喜んでいただけたようで何よりです!ありがとうございます! (2020年1月6日 22時) (レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
*空月白/白猫* - ほあぁ神。これは神ですね。もう泣いたんですけど語彙力消えてきました!メンバー可愛いし可愛いとか神() (2020年1月6日 12時) (レス) id: 5da8d7e784 (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - iyo様、いえいえ、なかなか更新できず、私なんてまだまだです……。応援ありがとうございます!期待に応えられるよう、頑張ります!! (2019年10月15日 20時) (レス) id: b6146e307b (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - わたあめ様、そんなに喜んで頂けて、誠に光栄です!これからもよろしくお願いします(*´ω`*) (2019年10月15日 20時) (レス) id: b6146e307b (このIDを非表示/違反報告)
iyo(プロフ) - かーわーいーい!二作同時進行なんてすごいです!真面目に神では...?これからも応援しています!頑張ってください! (2019年10月15日 17時) (レス) id: 14f844edc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キリトリセン | 作成日時:2019年9月4日 7時