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東京のヤンキーに ページ4

「えーじゃあAちゃん、東京行ったことあるんだ!」


A、三橋、伊藤の3人が楽しげに歩いていた。


「去年に家族で旅行に行ったんだけどね、すっごかったよ!お洒落だった!」

「なんかよ、聞いた話によればお洒落な財布とかさ、色々売ってるらしいよな」

「行ってみたいなぁ」


東京の話で盛り上がっているようだ。


「それでね、東京にお友達もいるんだよ」

「え!だれだれ?」

「白原くんっていうんだけど」

「男の子!!!」


奇声を発したのは伊藤だ。


「え、え、その子と付き合ってたりは……………」

「してないよ?シロくんはねえ、真面目で優等生なんだよ!
図書館でおベンキョ教えてくれたの」

「いいねぇいいねぇ、」

「東京かぁ〜〜」


3人が会話に花を咲かせているとき、血相を変えた理子が飛び込んできた。


「佐川くんが、昨日東京であっちのヤンキーにやられたって……………」

「「「は?」」」

「ひどいやられ方してまだ意識が戻らないって」

「そんな……………あたしが東京のお店勧めたりしたから……………」

「Aちゃんのせいじゃないよ、大丈夫」


Aは誰よりも友達想い。
佐川が殴られたのは自分のせいじゃないかと俯いた。


「許せねえ」


伊藤は歩きだした。


「真司くん?」

「どこいくんだよ?」

「そいつをぶっ倒しに行くんだよ!」

「そんなもん、誰にやられたかもわかんねえし」

「見つかりっこないよ」


理子は学校が終わったら東京の病院へ行くらしい。


「あたしも一緒に行く!」

「うん、行こう」

「佐川たたき起こしてどんなヤツだったか聞こうぜ」





「おいおい、千葉にはすげえ髪型のヤツがいるねえ」


そんな四人の近くを通りかかった、紅野たち。
背の低いAは伊藤と三橋の陰に隠れていて紅野たちからは見えていなかった。


「なあ、さっさとこの『ナンヨウ高校』ってとこ行こうや」

「岩田ちゃん、お前ばかなの?いきなり学校なんかに乗り込んだらたちまちサツに囲まれちまうよ」

「サツに捕まるのだけはごめんだぜ」


朝飯でも食べよう。と話していたとき


「いたいた、紅野ちゃん!」


仲間のゴローだ。


「おっ!どうだった、ゴローちゃん」

「そこら辺の学生に聞いたら、その三橋と伊藤っての?
この辺で知らないヤツはいないんだって」


さっきシメた学生は三橋は強いだけでなく卑怯だと言っていた。

楽しそうなイベント→←紅野



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美紀 - 移行おめでとです最近暑いけど熱中症に気を付けてくださいね更新大変だと思うけど頑張ってください応援してます (2019年8月31日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
wahaha - 続編おめでとうございます!更新も頑張ってください! (2019年8月19日 13時) (レス) id: deaf11ca37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だいふくリンゴ☆ | 作成日時:2019年8月18日 11時

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