今日も、これからも。【2BRO.】 (ページ27)

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仲良し...？ページ27

『ただいま～』

兄｢ただいまー｣

お｢あらおかえりなさい。あれ？Aちゃん目悪かったの？そっちでも可愛いじゃない｣

ホテルに着いて荷物まとめてお金払ってきて、無事に帰宅。

家に着くとリビングでおついちさんが出迎えてくれた。眼鏡をかけた私の顔を見てちょっとびっくりしてる。

『そうなんですよ。ほんとはコンタクト付けてこようと思ったんですけど、どっかの誰かさんが｢俺が警備員呼ばれる前に帰ってきて｣って言うから急いだんです』

兄｢だって荷物取りに行くだけなのに俺入るわけにいかねぇじゃん？入ろうと思っても身分証明書提示しろとか言われたら色々まずそうだったし｣

お｢身分証明書提示させられそうなくらいセキュリティ頑丈なホテルだったの！？｣

『まぁまぁいいホテルでしたよ。ロビーに入った辺りでちょっとフロントマンの視線ありましたもんね。兄者さん高身長で強面ですし(笑)』

兄｢誘拐犯か何かかな？みたいなね(笑)こう、探るような目だったよねアレ｣

私と兄者さんの会話にびっくりした顔のおついちさん。へぇ～...と感心したように声を漏らすと急にニヤっと笑い出した。

お｢お2人さん、いつの間にそんなに仲良くなったんだい？｣

『え？』

お｢いやぁだって、ねぇ？あの兄者がここまで誰かと親しく話してんの俺あんまり見たことねーから。しかも昨日は普通に素っ気なかったじゃない？｣

兄｢いや、まぁその...成長ですよ。人間やっぱ成長していかないとね、ほら｣

お｢おい何があった！なんで濁すんだよ！｣

ケラケラと笑いながら詰め寄るおついちさんとあさっての方を向く兄者さん。

楽しそうな(？)2人を置いて一旦自分の部屋に荷物を運ぶ。
と言っても荷物は中サイズのキャリーケース1つにすべて収まっているのでそこまで多くはない。

通帳と印鑑と、あと財布とスマホ...。日常生活の必需品をひとまず引き出しに仕舞い、服はそのままキャリーケースに入れっぱにしてリビングへ戻る。
ちなみに部屋はここで目が覚めた時に寝てた部屋をそのまま使わせてもらっている。

リビングには相変わらず笑いの止まらないおついちさんとそっぽを向く兄者さんがいた。

いつまでやっとんねん(笑)