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あっという間に終わった終業式


久しぶりに森に行こう、そう思った時





「A・・・・・・」



『え。』




誰かが私を呼んだ気がした


が、誰もいない・・・





「A・・・・・・!」




さっきよりも聞こえる声で


はっきりと私を呼んだのは




『・・・テヒョンさん。』





でも、なにか様子が変だ


焦っているように感じる





「ちょっと来てっ・・・・・・!」



『え?うわぁっ・・・!』




強く私の腕を握り締め走り出す




足の長さが違うため走る歩幅が合わない







随分長く走った気がする・・・


たどり着いた場所はいつもの森の中






『はぁはぁはぁ・・・・・・・・・』



「ふぅ・・・。」





これだけ走ったのに


あまり疲れている様子を見せないテヒョンさん





呼吸も整い、喋れる状態になったところで


話を伺う





『どうしたんですか、いきなり・・・。』



「・・・・・・」




だが、そっぽ向きながら話そうとしない




『テヒョンさん・・・?』



「僕・・・また悪いこと、しちゃった・・・。」




動揺した声で呟くように話す彼






『テヒョンさん・・・

私でよければ話して貰えませんか?』





そう言うと、


ゆっくり口を開き一つずつ話していく




.

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作者名:hyu-ra | 作成日時:2020年9月21日 10時

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