キタカミ38【最後の看板】 ページ45
__楽土の荒地__
アカツキ「勝負はここまでのようですね…。スグリ様、お嬢様…お疲れ様です」
私達は楽土の荒地に到着し、スグリとのバトルを終えたところだ。
スグリ「負けちまった…。俺が弱いから… …だから… …
「スグリ… …」さぁ看板… …課題さ 終わらせよう」
ラストの看板に足を運んだ。これでこの課題も終わりそうだな… …。
_____黄昏の時、村の外で向こうから 歩いてくる影があったなら気をつけよ。すぐさまお面をかぶって 自らの顔を隠しなされ…さすれば影が人であれ 鬼であれ お面同士解釈して 通り過ぎるのみ。
___もし、お面を持たざるときあれば 影が人であることを願いなされ…その影で人であればよし…2度とお面忘れべからず。
__その影が 鬼であれば最期、真の面を覗き込まれたなら…その者の魂を 抜き取られ 2度と村へは 帰れぬのだろう。
「(これが３つ目の ともっこと鬼のラストか…)
これで全ての課題を終えた。
スグリ「当時みんな お面を持ってて、それを全部作ったの… … … … …俺のじーちゃんのじーちゃんの ずーっとのじーちゃんなんだって」…！スグリらのご先祖様は ホントに凄い方ね」
アカツキ「素晴らしいご先祖様ですね スグリ様」
スグリ「鬼さまが魂抜くとかは嘘だと思うけど…ウチがお面さ 作ってたのは本当…おれん家… … …代々、お面職人の家系なんだって じーちゃんもお面作れたんだ。オモテ祭りも オレの先祖がやろうって 言い始めたんだと。… … …おれ、ここの看板に書かれていること あんま好きじゃないんだ」
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作者名：愛っち | 作成日時：2023年8月31日 22時
