Amar *24 ページ25
地獄のような体力テストを終えて、皆が疲れ果てて倒れ込むように眠りについた後も、彼は1人トレーニングルームに残っていつものようにクールダウンを行っていた。
──誰にも邪魔されない、この静寂の空間は嫌いじゃなかった。
一切の邪念を忘れられるような、体の底から自分がリセットされていくような、そんな心地を味わえるから。
昼間いた使えない
心置きなくクールダウンできる、
……そう思って体を伸ばした瞬間、すっとドアが開いた。
邪魔すんじゃねぇよ、そう舌打ちしながら入ってきた人物を見遣れば、
「……あ？」
「……
ソイツは何事も無かったかのように、すす...とドアを閉めて出ていった。
「……は？」
再び訪れた静寂は、どこかさっきまでとは違っていて。
置いてけぼりを食らったような、気になるものをチラつかせるだけチラつかせて逃げられたような、
歯にものが挟まったかのような、妙な違和感だけが残された。
(……邪魔されねぇならいいか)
とりあえず今はクールダウンに集中だと、再び意識をそちらに戻した。
20分ほどかけて、存分に体をほぐした後、気が済んだ彼はタオルとドリンクボトルを片手に部屋を出て、……思わず体をビクつかせた。
扉の横の壁に寄りかかるようにして立っていたのは、さっき一瞬中に入ってきた女だった。
彼女は手元のタブレットに視線を落としたまま、何やら熱心に考え込んでいるようで彼が出てきたことに気づいていない。
そのまま無言で立ち去ろうが、一向に構わなかったはずだった。
……何故かなんて分からない。
気づいたら、彼は口を開いていた。
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しょうこ - 初めは凛君推しだったんですけど、作者様のおかげで糸師兄弟（特に冴君）がだいすきになりました！(≧▽≦)更新すごく楽しみににしてます！💘 (1月2日 19時) (
レス) @page49 id: 30a41155d7 (このIDを非表示/違反報告)
etoile(プロフ) - LEさん» わ、ありがとうございます…！地道に書いていきますので、良かったらまた覗きに来てやってくださいませ( *´艸`) (5月25日 14時) (レス) @page46 id: d6edebd72c (このIDを非表示/違反報告)
LE(プロフ) - 一気読みしました！めっちゃ好きですー！更新楽しみにしてます✧ (5月24日 0時) (レス) id: 26edab818d (このIDを非表示/違反報告)
etoile(プロフ) - 志希さん» 嬉しすぎるメセありがとうございます…！展開遅めの亀さんですが、良かったら今後ともお付き合いくださいませ( *´艸`) (5月22日 11時) (レス) id: 09c9e92c1d (このIDを非表示/違反報告)
志希(プロフ) - もう大好きすぎて何回読み返したか分からないくらいの最高の作品をありがとうございます(⚲□⚲) (5月21日 21時) (レス) @page41 id: 42c973c817 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：etoile | 作成日時：2023年5月4日 23時
