冷徹で多忙な男を愛した女の運命は。三【鬼灯の冷徹】【鬼灯様】 (ページ40)

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【烏天狗警察】

鬼灯「『滝夜叉姫』なる人物が警察に電話してきて特に何を話すでもなく切ることが続いていると、、、逆探知してみたらどうですか」

義経「警察の電話これなんですよ」

と黒電話を出してきた

鬼灯「その電話でも逆探知はできますよ」

義経「基本妖気を追うことの方が多いので機械での捜査に烏はあんまり慣れてないのです」

鬼灯「滝夜叉姫といえばアレですね『平将門の娘』
平将門の無念を晴らすべく丑の刻の神と契約して妖術使いになった女性
一方貴方は烏天狗を師に仰ぎ驚異の戦術を身につけた源氏の男
その伝説の男に伝説の呪いの平氏娘がイタ電かけてくるとは〃どういう源平合戦だ〃」

義経「その言い方やめてください、、今時源氏のとか平氏とかはいいんですよ
そもそも滝夜叉姫とは時代が違う」

鬼灯「しかし日本において源氏と平氏はとにかく対立のイメージ
〃Ｓ極とＮ極〃〃きのこの山とたけのこの里〃〃伊賀と甲賀〃そのくらいの、、、」

義経「〃途中一回変な例えが、、、まぁいいか！〃」

弁慶「滝夜叉姫と言えば妖術使いだな」

鬼灯「まぁ妖術云々は別としてイタ電は業務妨害です
烏天狗警察ではどうしたいのですか」

義経「それが、、何だか私を呼び出しては切るのを繰り返しで妙な雰囲気だとか、、、その意図がちょっと、、わかるようなわかりたくないような、、、、」

鬼灯「それは、、まさかと言ったところですね、、、、、滝夜叉姫は当時の事情もあり供養もあり十王の裁判では減刑となっています
今は刑期も終わり地獄のどこかで暮らしているはずです
確か、、以前衆合地獄の界隈でその名を聞いたような、、、」

義経「居場所が分かれば話は早い
私が話を伺いに行こうと思います！居場所もう少し詳しく分かりますか」

鬼灯「調べればわかると思いますが、、こういうのはゴロツキの情報屋に聞いた方が手っ取り早いです」